[4784-1] なぜ?あえて人に近づかない自分を尊敬して遠距離関係を悩む4つの理由 谷川うさ子 2017/07/04(火)16:48 修正時間切れ
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吉本隆明が『共同幻想論』 (角川ソフィア文庫)の 「禁制論」で「黙契」と 「禁制」を説明している。 「黙契」とはウソの 言葉のことだ。 「禁制」とは、ウソ話を 人にしゃべることだ。 この2つの言葉、話が 日本人の心身の病気を つくっている。 このことをポルソナーレは 現ゼミ生の皆様といっしょに十数年の歳月を かけて明らかにした。 日本人が病気を つくるしくみから 説明する。
●自分をホメて人の視線を気にする女性が無意識にやっている2つのこと
《相談の事例》
わたし、人の視線を気にします。 女友だちと喫茶店とかイタリアンの店でスパゲティを食べているとき、トナリの人が自分を見ているんじゃなかろうか?と思ってしまいます。 実際は見られていることもあります。 見られていると思うとあがってしまい、緊張してドキドキします。 とくに知らない男の人が見ているなと思うと、緊張してカップやスプーンを持っている手が震えます。 友だちとしゃべる声も高くなって何がなんだか分からなくなり、会話も何をしゃべっているのか分からなくなります。 わたしは、気心の知れている人とか、一人のときはよくしゃべります。しゃべるのが大好きな女性です。これが本当の自分です。 (29歳、女性)
●ウソすぎる!人がいるのにいないと思考する視線恐怖の3つの方法
ポルソナーレのカウンセリングも、また、従来の精神科や神経科も、相談の事例のような内容を対人恐怖症とか視線恐怖症、異性恐怖症というように定義づけました。 吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)の「禁制論」をみてそのしくみを明らかにすると、「○○恐怖」「怖いんです」という言葉は「黙契」であることが分かります。 相談の事例でいうと「人が自分を見ている」「知らない男の人が自分を見ている」という言葉が「黙契」です。 このような「見られている」「人を見ることができない」という悩みを話す人はじつに多いのです。 ポルソナーレのカウンセリングも、当初の頃は、一体、何を言っているのか?と不可解でした。 脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)を解明してみると、「人が自分を見ている」「男の人が自分を見ている」という言葉は「黙契」であることがよく分かります。 日本語は「動詞文」です。動詞文とは「品詞は動詞しか無い」ということです。 日本語には概念としての名詞、抽象名詞はありません。 動詞は、左脳、右脳ともにブローカー言語野・X経路の言語領域で学習したり、憶えたり、記憶します。X経路とはクローズアップ、触覚の知覚の認知を意味します。 すると、目で見る、耳で聞く、という身体の感覚の知覚の『実像』(右脳)に表象する「Y経路」(遠くの対象を認知する、ゲシュタルト形態認知)の認知の対象は「全く見えない」のです。 これが「見られている」という作為の言葉です。自分の目、耳には、現実の人々を知覚します。 |
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