[4786-2] 谷川うさ子 2017/07/09(日)15:50 修正時間切れ
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相談の事例の男性の悩みのように、話そうと思っているのに「声が出ない」のはなぜかでしょうか? 脳の働き方からみると理由がよく分かります。 男性が「行動」を起こすのは、視床下部の欲の脳の「背内側核」です。性の欲の中枢です。 男性ホルモンのテストステロンとか性欲のGnRHを分泌するので「性の欲」をベースにした「行動力」がつくられます。 しかし、女性と違って「言葉」の能力はありません。男性は社会に出てからようやく「言葉」を学習します。 女性は、「視床下部」の「視索前野」が「性の欲」の中枢です。女性は、「視索前野」で「言葉」と「人間関係の能力」を乳・幼児のころから母親の話す言葉を聞いて学習します。 ●母親が外側核タイプの女性の男の子は女性と全く話せなくなるのは本当か?
相談の事例のように男性が「発声できない」「人としゃべれない」ということが起こるのは、母親が外側核タイプである場合です。「外側核」とは視床下部の「食べたい欲」の中枢神経です。 交感神経の中枢です。 女性は、視索前野が副交感神経の中枢なので、「行動」のために交感神経を働かせる必要があるのです。そこで、交感神経の中枢の「外側核」か「腹内側核」のどちらかの交感神経で「行動」を起こします。 「外側核タイプ」の母親は、実の母親が「子どもの顔、目を見て話さない」、ということをこなう女性です。 男性の母親が「外側核タイプ」である場合、男性は女性と違って、独力で「話す」という能力が乏しいまま成長します。
●知っていた?誰も教えられない男性のしゃべれない理由3つ
なぜこうなるのか?というと、日本語の動詞文の「動詞」の性質の「ル・ラル」(自然成立)が「人の話すこと」に「近づかない」(しゃべらない、声を出さない)ことを尊敬して価値があると判断するのです。 もちろんこの男性は、「ひとり言」とか「誰も近くにいない」とか、「メールを入力して会話の代わりをする」ときには、どんどん話すし、言葉もどんどん言い表します。 「動詞文」の「動詞」は「ル・ラル」(自然成立)と「ス・サス」(作為性・価値無しと判断)の二つの思考の仕方をつくります。
相談の男性は、「人のしゃべることには何の価値もない」として「理解しない、返事をしない、聞くこともしない」、「ス・サス」の作為性、内扱いで他者の言葉の内容を壊す、ということをおこなっているのです。 このことを外側核タイプの母親から幼児の頃から教わってきたので、他者とは全く話さないという思考の仕方を脳の働き方としているのです。 |
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