[4792-2] 谷川うさ子 2017/07/31(月)14:20 修正時間切れ
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男性は、背内側核の「性の欲」がいつも性の衝動をつくりつづけています。しかしだからといって、男性が、何の接点も無いのに女性と話をするとか、性の欲の対象としての関係を成りたたせられるはずがありません。
相談の事例のように、男性がなぜ女性を前にして「あがる」とか「手が震える」ということが起こるのでしょうか。 その理由は、男性は、社会の中に出るにあたり「言葉」か「行動」かどちらかをモノマネ(模倣)することにあります。 「手が震える」「あがる」男性は、「言葉」ではなくて「行動」をモノマネしたことがいちばんの理由です。日本語の動詞文の「動詞」は、発声・発音という「行動」を素材にしてつくられています。 だから、美容師の仕事の「カット技術」の手作業の「行動」を模倣してマスターすると、言葉を憶えたことと同然と考えてしまいます。 こういう考えは、日本語の動詞文の「動詞」のつくる「思考の二分法」のひとつ「ル・ラル」、「自分の行動はどんなものでも自分で尊敬する」によって「人に説明しなくてもいいんだ」「人に連絡したり分かりやすく伝えるなど、そういうことはしなくてもいいんだ」と、「言葉を不足」するものの考え方をつくるのです。 こういうタイプの男性は、GnRHにもとづく「性の欲」の衝動は活発に発生するので、女性との関係には関心があります。 しかし、「言葉」の模倣は否定しているので、女性としゃべるときは「ル・ラル」の尊大でイバるか、えらそうに見下して話すか、もしくは怒鳴るのです。
●男性が女性を性の関係をつくる効果のある意外な「イバリ」と「見下し」
イバリのしゃべり方をする男性を、多くの日本の女性は気に入ります。 だからイバられてしゃべると、その言葉に従う女性もいるので、性の関係をつくる男性は多いのです。 もし、女性が「なぜあなたはそんなにえらそうにヤクザみたいな目付きで、わたしを威嚇するのか?」と男性に言えば、その男性は、やがて、女性との関わりの志向性をなくします。 すると、モノマネ(模倣)の行動の必然性と根拠がなくなるので、この男性の「行動」は止まるのです。 これが男性の「ニート」「引きこもり」「無職状態の人生」の理由です。 「鬱状態」となり、家族や社会の保障制度の世話になって身体の機能が止まるにまかせて鬱病の中で生きるようになります。
事例の男性は、なぜ、「手が震える」「女性のお客から手許を見られていると思うとあがる」のでしょうか。 理由は、「同居している女性」がしゃべる「禁制の言葉」にあります。 日本の女性は、視床下部の視索前野で母親の「言葉」と「人間関係」を学習して記憶します。生育歴の中で、乳・幼児期の時期に、すでに禁制の言葉を学習して記憶しています。 女性は、思春期のころに「性にもとづく行動」をあらわすよりも先に、母親から「禁制の言葉」を学んでいると理解しましょう。 |
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