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現実のルールを壊す言葉をしゃべってはいけません。お金がかかる病気の人生を歩くからです。 代わりに、手で触れる事実にもとづく話し方をしましょう。 そうすれば、病気になっても安くすむからです。
吉本隆明は『共同幻想論』 (角川ソフィア文庫)の 「禁制論」に、日本人は 「ウソ話をしゃべる」 「ウソの言葉を努力してしゃべる」と 書いている。 ウソの言葉とは「訓読み」が 典型だ。 「ウソの言葉」は、母親が 子どもにしゃべる。 「贈与」という。 「母系制社会」のしくみだ。
・「母系制」と「贈与」が日本人の病気を不動のものにしていると説明すれば嫌われる
●解明!日本人の心・精神の病の歴史と今
日本人の心身の病気といえば、「不眠症」や「手の震え」が典型です。 ポルソナーレは、約40年間、このような病理症状についての相談を受けてきました。 もちろん、心身の病気と症状はもっとたくさんあります。 ポルソナーレのカウンセリングは、吉本隆明が書いた『言語にとって美とはなにか』の教える「言語」の理論(言葉の理論ではありません)から出発して、古典から現代までの「言語理論」を考察して、人間の脳は、どのように「言葉」と「言語」を生成するのか?のしくみまで、ヘーゲル哲学をもとに、哲学(演繹法です)の観点から明らかにしました。 これは、いわばハンナ・アーレントが『人間の条件』で説明する「多数性」「複数性」の立場に立った人間の救出のための考察です。 日本人のいろいろな病気をみると、「多数性」とか「複数性」から大きく逸脱している「非社会意識」がつくり出していることは、誰の目にも明らかです。 しかし、日本人の心身の病気は、この「逸脱」とか「社会など知らない」「共同性など全くちんぷんかんぷん」というところにはありません。 社会でも共同性でも、共同体でもいいのですが、日本人の「心の病気」「精神の病気」「身体につくる病気」は、「社会など存在しない」、「共同体などは無い」、「手で触れる現実などニセモノで、そういうものは無いのである」と「思考すること」がつくり出しています。
●誰もがナットク!病気でもメシを食っていればいつまでも生きられる
国語学者・大野晋らの説明する「日本語」(ヤマトコトバ)のしくみを見ると、こういう「思考の仕方」は、およそ平安時代からつづいています。 じゃあ、なぜ、日本人は、現代に至るまで存在しつづけているのか?というと、猫とかカラスとか犬と同じように、「動物」としての生存の仕方を、たまたまうまくおこなえた人が生きのびてきています。 |