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ポルソナーレの「カウンセリング・ ゼミ」は、吉本隆明の 『母型論』(贈与論) (思潮社)をケーススタディに している。 日本人の日々の異常は、 精神分裂病ではない、の 証拠である。 「人間以下、動物未満」の 脳の働き方を 当り前とする「神話」 (説話)が 紹介されている。 ポルソナーレは、日本語 (和語・ヤマトコトバ)の 正常と異常の 根拠として紹介する。
●意外!日本人は男性が正しく心・精神の悩みを表している理由
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミでは、男性の相談の事例をご紹介しています。匿名で再構成してのご紹介です。 女性の相談の事例もたくさんありますが、目的をもって男性の相談の事例をとりあげています。
吉本隆明の『母型論』の「贈与論」(思潮社)をみると、ここに、「贈与」「お返し」(収奪)、そして「母系制」の起源が紹介されています。 「兄妹が人間社会の始祖になる」という「神話」「説話」です。 インド南部、中国の南部、東南アジア、台湾、沖縄、奄美、南九州、四国、日本の全域、ミクロネシア、ポリネシアなどに分布している、ということです。 これらの神話、説話にもとづく共同性の世界をB・マリノウスキー、マルセル・モースらが実施に調査し、観察した記録を、吉本隆明はとりあげています。 この「神話」「説話」は、「兄と妹が子どもをつくった」「それは、妊娠によるものではなくて、風に吹かれて妊娠した」(母方の祖先の霊(ハウ)が使者によって運ばれてきて子どもになった)「母親にとって夫である男性は、子どもの受胎、出生には何の関与もない」(男性と女性の性交が妊娠の根拠であるという認識は無い)というものです。
●日本人の無意識をつくる『母型論』(贈与論)の証言するデタラメ思考、デタラメしゃべりの起源とは
お分りのように、このような神話ないし説話は、インドの南部、中国の南西部、ポリネシア、ミクロネシアというように、日本語でいうと「ア、イ、ウ、エ、オ」といった発声・発音を「言葉」にしている地域に限られています。 インドを例にあげると、「インド・ヨーロッパ語」といわれているように「be動詞」(sein動詞)の言葉の地域には、「兄と妹が人間社会の始祖である」といった「神話」は存在しません。
ポルソナーレは、現ゼミ生の皆様と一緒に脳の働き方(言葉の生成のしくみ)を明らかにしています。 脳で言葉をつくり出すのは「ブローカー言語野」です。 左脳(デジタル脳)は言葉を記憶します。 右脳(アナログ脳)は、言葉の意味のイメージを記憶します。 左脳、右脳ともに「ブローカー言語野」は、自律神経の働き方のとおりに、Y経路支配、X経路支配に分かれています。 |