[4813-1] 信じられない!無能で異常でも高給をもらって美女と結婚の簡単テク 谷川うさ子 2017/09/28(木)14:05 修正時間切れ
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よく知られている精神 分裂病とは、人の悪口が 聞こえる、インターネットに 自分のことが 広まっている、誰かが 自分を見張っていると いうものだ。 だが、日本人の 場合は、これは 病気でもなんでもなくて、 「ごく普通の ことである」と 証言するのが吉本隆明の 『母型論』 (贈与論・思潮社)である。
◎男性の相談の事例
中学生のころのわたしは、落ちついていて立派な男の子だと言われていました。 誰にたいしても折り目正しく話をしていました。
高校のころになると、自分の中に異変が起こりました。まわりの友だちがわたしの悪口を言っているように思えるようになりました。わたしへのウワサが聞こえてきて、いつも自分のことが悪く言われるように思えました。
成人して社会に出ると、わたしはいつも見張られているように思えます。尾行されている、監視されていると確信します。自分の部屋がネットを通して見張られているし、パソコンやスマホの中に盗聴器がしかけられていると信じるに足る出来事が次々に起こるようになりました。 (男性、会社員、49歳、匿名、再構成)
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ポルソナーレのカウンセリングは、このような事例の相談を聞いたとき、欧米社会でつくられた精神病理学にもとづいて「強迫観念である」と判断していました。ウワサされていると確信している言葉は、「幻聴」のことにちがいないので、「精神分裂病」でもあると理解していました。
ところが、現ゼミ生の皆様と一緒に人間の脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)を解明して、その上で国語学者・大野晋の「日本語の動詞文と動詞のしくみ」を読んでみると、相談の事例のような「人が自分のことを悪く言っている、その声、言葉も聞こえる」というような「幻聴」は日本人にとってごく普通のことであることが分かります。 異常ではあっても、「精神分裂病」でも「強迫観念」でもないのです。
じゃあ、「人が自分を監視している」「人が自分を見張っている、盗聴器だって仕掛けられている、パソコン、スマホを通して生活の一部始終が見られている」などというのは「正常なのか?」というと、もちろん正常ではありません。 この相談者は、「自分はちょっと変だ」という自覚があるので、ここでようやく欧米社会では常識である「言葉の破綻」(言葉に概念としての一義性が無いので精神分裂病である)と知的対象になっています。 |
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