[4813-2] 谷川うさ子 2017/09/28(木)14:07 修正時間切れ
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●必見!吉本隆明『母型論』(贈与論)が日本人の異常を卒業させる理由とは
吉本隆明による『母型論』(贈与論、思潮社)を見ると、相談の事例のようなおかしな発言や行動は、発言や行動は、「母系制」の「贈与」の反対概念の「お返し」であると証言してあります。その証拠が説明されています。
「贈与」とは、財産とか物、お金を無償で他者に提供することと考えられています。 もちろんこういう理解でもいいのです。 しかし「贈与」の起源からみると、その正しい意味は、日本語の「動詞文」の「動詞」がつくる「思考の二分法」を継承することが正しい定義です。
◎動詞の思考の二分法の例
流ル――流ス 隠ル――隠ス 乱ル――乱ス
「ル・ラル」……自然成立。「行かれる」のように尊敬語をつくる。外扱い、近づかない、が本質である。
ここから「漢字・漢語の音読み」とその字義・語義には近づかない、という思考をつくっている。さらに、「自然成立」が「尊敬語」の根拠になっていることからよく分かるように、「自分のどんなデタラメ話も、異常な言葉も、ア、イ、ウ、エ、オの発声・発音がつくる言葉のあらわれ」だから、異常であればるほど自分で自分をホメる、尊敬する、イバる、という行動がつくり出される。
●日本の企業が震撼!こんなにも無能なのに高給を支払う「母系制」の収奪
気づいている人が多いように、相談の事例の男性は、中学にも行き、高校にも行っています。 そして今、社会人になって数十年が経って給料ももらい、結婚もしています。 「こんなにも異常なのに、よく仕事ができているね、よく結婚もできているね、よく高い給料をもらいつづけられているね」というのが多くの人の感想でしょう。 これが「母系制」というものである、と吉本隆明は『母型論』(贈与論)で証言しています。 「母系制」の本質は、動詞文の「動詞」がつくる「作為思考」を母親が女児に継承することをいいます。 人間が言葉をつくる根拠は欲の脳の「視床下部」にあります。 女性は「視索前野」(副交感神経の中枢)で「言葉」(ス・サスのデタラメ言葉としゃべり方)を母親から女児へと継承します。 男児は、「性の欲」が「背内側核」(交感神経の中枢)なので、「家の外の性の対象を志向するために、家の外で、自我にもとづく自立した行動」をあらわします。 男性の「行動」にも言葉が必要です。そこで男児は、生育歴の中で、母親から「ス・サスの作為思考の言葉」を学んで、「行動」をあらわします。
●実は知られていない!父と母の口ゲンカは男児に幻聴と幻覚をつくる
相談の事例の男性は、中学生から高校生にかけて、母親と父親の口ゲンカ(言い争い)を見聞きしています。 父親も母親も「自分はこう思う」式の作り話を言い合うので、事例の男性は、家の中で「ス・サスの言葉」とは意味不明の「強迫」や「妄想」のことである、と学んだのです。 そして、他者の話すどんな言葉も否定し、攻撃的に壊して、跡形もなく壊すという「作為思考」を記憶しました。 |
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