[4815-2] 谷川うさ子 2017/10/02(月)16:58 修正時間切れ
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相談の事例の男性は、経営者です。 すると、事業の「始まり」と「終わり」の言葉を正しく学習して身につけて他者としゃべることが経営者の条件になります。 「始まり」とは、製品なり提唱するサーヴィスの内容(青写真、設計図、ヴィジョン)のことです。 「終わり」とは「製品」「サーヴィス」の交換価値をよく分かり、価値の交換を実現することです。 消費者なりユーザーにとってこの生産物はどういう利益をもたらすのか?を語り、説明することです。 これを「市場」(共同性)といいます。 この「労働」(日本人は仕事と言っています)の「始まり」と「終わり」は、全て「名詞」「抽象名詞」でつくられています。 このことが最も重要なことです。 ●信じられない!モノマネの模倣で成り立つ高い収入と異常の温存テク
相談の事例の男性の経営者は、会社の事業を興す前は、親戚の不動産会社とか建築会社で、労働をしていました。 建築材とか材料とか、資材の名称、部品などの「物」の名称を、行動のための「記号」「標識」として覚えたのです。 「この地面に穴を掘る。柱を建てるための土台だ、わかる?」 「わかります」 「柱は、何本建てる?」 「土台が60ヵ所だから60本です」 「これが間取りの青写真だ。部屋はいくつある?」 「10部屋です」 「けっこうです。これまで何度もやってきたように、チャッチャッチャッと納期3ヵ月でやれる?」 「チャッチャッチャッと、3ヵ月で完成させます」
こんなふうに、行動の手順と進め方を、建材の材料や部品の組み立て方から模倣で覚えたということです。 ここにあるのは、「人から言われたこと」を、言われたとおりに手足を動かして行動することです。 「人から言われた指示書(青写真、設計図)」のとおりに順序立てて行動するという模倣(モノマネ)です。 ●必見!吉本隆明『母型論』が暴露「内扱い、外扱い」による現実消滅テク
「いや、わたしは、仕事の中の言葉、名詞も抽象名詞もちゃんと覚えていますよ」「モノマネではありませんよ」「人に仕事の目的とか完成した商品、サーヴィスの価値は説明できますよ」と反論する人はいるでしょう。 けっこうです。それならば何の問題もありません。そういう人は、「人の前でしゃべると声が出てこない」ということはないのです。「身体がガタガタ震える」という症状が起こるはずもありません。 「ホウレンソー」といわれている「報告」「連絡」「相談」ができている人は、「人が自分を悪く思っているのでは?」とか「人の前ではあがって一言もしゃべれない」「人の前で緊張して体が震える」といったことは起こりません。
「わたしは何の問題もありません」ということを成り立たせているのが「母系制」である、とくに男性の場合は「贈与」の反対概念の「お返し」というものであると、吉本隆明の『母型論』(贈与論、思潮社)は証言しています。
じゃあ、相談の事例の経営者の男性は、一体なぜ、人前でしゃべると声が出てこない、身体がガタガタ震えてくると相談しているのでしょうか? |
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