[4823-2] 谷川うさ子 2017/11/04(土)14:03 修正時間切れ
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自分ではどうしようもない環境に追い込まれ、切羽詰まった心境を他者と共有したいという願望がSNSに向かわせる」。 平成29年11月4日付「夕刊フジ」の記事。
11月2日「産経新聞」の取材に応じた千葉市内の女性(21歳)の話。
「9月上旬、ツイッターに一緒に死ねる方募集、と書き込んだ」。 「一緒に死にますか?」と白石隆浩容疑者からの返信がきた。本人は「やまもとりょう」と名乗った。 「練炭よりも首吊りがいい」として輪状の白いロープの写真が送られてきた。 「10月になると、殺してあげるよ」と話すようになった。 「全財産をくれたら殺してあげる」。 「最後の通信は、10月29日だった。事件発覚の前日だった。会う約束をしていた時期もあった。殺されていたかも、と思うと怖い」。
●「死にたい」と書いていても必ずしも「死にたい」のではない理由とは
千葉市の21歳女性の話を見ると、「自殺願望のある女性」は、必ずしも「死にたいわけではない」ことが分かる。 「一緒に死にたい人を見つけたい」のでも、「殺してくれる人」を求めているのでもない。 多くの日本人は、「有る」を「無い」と肯定表現をして形容詞として言い表す。 「いいじゃないですか」「やってあげたいと思うじゃないですか」の言葉の「ない」は「無い」のことで、この「ない」は「有る」の形容詞なのだ。
●母系制をつくる女性の脳の働き方の異常のしくみ
じゃあなぜ「死にたい」と言うのか。これが日本人の「母系制」がつくる脳の働き方の異常なのだ。 「母系制」の脳の働き方の異常は、「母親」(女性)の視床下部の中枢神経「視索前野」がつくる。副交感神経の中枢である。また「性の欲」の中枢神経である。「言葉」「人間関係」を学習して「右脳系の海馬」に記憶する。
これは、ポルソナーレしか解明していないことだが、女性は、「言葉」と「人間関係」を0歳から乳幼児にかけて母親から学習して憶える。しかし「行動」の能力はない。「行動」は自律神経の交感神経がつくり出すからだ。 「食べたい欲」の中枢神経の「外側核」にシフトした女性は、原則としてほとんど「言葉」の能力が伸びないし、停滞する。しゃべっても現実とは全く無関係のファンタジーか妄想に近い言葉が多い。「行動」が止まるので「ルール」「決まり」「秩序」といった社会性の言葉は憶えられない。 このタイプの女性が「死にたい」といった言葉を「ネット」の上に「書き込む」。
●「死にたい」と「書き込む」、女性の言葉と行動の異常
ところが、日本人にかぎらず、「ネット」に書き込む言葉は、動詞文の「動詞」がつくった作為の言葉の場合が多い。「デタラメ言葉」か「意味不明の読めればいい式の道路標識と同じ言葉」を「書き込む」。 これが「ディスプレー」(画面)で「現実のY経路の対象を無い」とする歪みが倍増する。 「せっかくの言葉」でも「行動」とはむすびつかない。しかし「性の欲」(行動)は喚起する。 これが「誰か一緒に死んでくれる人、いませんか」の言葉の本質である。 「性の欲」が出てきた。 「行動の意思」も出てきた。しかし「ネットの言葉」は男性はもちろん、社会も現実も無いと認知させるので、それまでおこなえていたことの行動の全てが止まる。リアルの性欲、リアルの行動、リアルの言葉があれば生きていけるのではないか?……それが「誰か一緒に死ぬ人いませんか?」(書き込み)なのである。 |
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