[4825-2] 谷川うさ子 2017/11/08(水)16:15 修正時間切れ
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●白石容疑者に殺された女性は、「自殺したい」とは言っても「死にたいわけではなかった」
新聞の報道などを見ると、「7人の女性」は、誰もが「死にたい」とか「自殺したい」とかの「書き込み」をネット上におこなっている。 「一緒に死んでくれる人、いませんか。一人で死ぬのは怖いので」と書き込んでいる。 この「文」をインターネットで見た人も、新聞などの報道記事を書いた人も、「一人で死ぬのは怖いのだな」と例外なく考える。 そういう理解の仕方しかできないのが日本人の脳の働き方をつくる「動詞文」の「動詞」なのである。 だから白石隆浩容疑者(27歳)を含めて、白石容疑者と同じ脳の働き方の異常をもつ男性と女性も、「では、わたしが死ぬときには一緒にいてあげましょう」とか、「死ぬ場所まで車でお送りいたしましょう」といった言い表し方をする。
脳の働き方とは、原則として「言葉の生成のしくみ」のことである。 「ものの考え方」(思考の仕方)も含むのは当然のことである。 このことがよく分からない、ピンとこないと言う人は、「経験同一化の法則」ということをただの一度も考えたことがない人だ。 落語で「ソバを食べているパフォーマンス」を演じてみせると「ソバ」とか「ハシ」のイメージが思い浮ぶだろう。これが「経験同一化の法則」である。 人は、考えたことを実行する、考えないことは実行しない、という法則である。 「ハーバード流交渉術」では「認知的不協和の法則」を教えている。 二つの相反する矛盾した思考を同時に、いちどに考えたり、イメージすることはできないという法則のことだ。 二つのうち、共同体や社会性とぶつかるイメージなり、言葉を「排除する」という法則だ。 東京都都知事の小池さんは、先の選挙で「排除する」という言葉をつかって、せっかくの人気を瓦解させた。
●日本人の脳の働き方は「本当のことを言えない」という母系制をつくっている
これは、日本人は、「矛盾した病的な考えや言葉を、自らの脳から排除しない」としているためである。 日本人は、「罪を憎んで人を憎まず」を好むからというのでもない。 吉本隆明が『母型論』(贈与論)(思潮社)で実証的に説明しているように、日本人の「母系制」は、女性(母親)が「作為」の思考(デタラメの作り話)をつくり出している。 小池都知事は、「デタラメと作り話をする人間を排除します」としゃべって、すっかり嫌われたのだ。 日本人の「母系制」は、二種類の「作り話」を母親から女児へと継承する。この継承の仕方をさして「母系制」というのである。
●「赤面する人」「人の顔を見れない人」は「自殺したい」という異常をつくり出す
ひとつは「人としゃべると顔が赤くなる」(赤面する)という作為である。『共同幻想論』(吉本隆明・角川ソフィア文庫)には、作為、すなわち「作り話」(デタラメ話)のことを「黙契」(もっけい)と説明している。 「顔が赤くなる」をつくるのは、欲の脳の視床下部の「外側核タイプ」である。 行動を起こすための中枢神経である。 外側核は、「食べたい欲」の中枢で、交感神経の中枢である。 母親がソッポを向いてしゃべる、子どもの話を聞かないフリをするという女性であった場合の女児が、「赤面症」になる。 ガス症にもなるし、人の顔など全く見れない。話せば妄想じみた言葉しか出てこない。 「手足は動く」という意味の生理的身体の「行動」は可能なので、学校に行く、人としゃべる、アルバイトをする、などの行動はあらわす。 |
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