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「座間市事件」は、平成29年 10月31日に発覚した。 この事件を「加害者」と 「被害者」の両方の 観点から説明するのは、 ゆいいつポルソナーレの カウンセリング・ゼミだけである。 ポルソナーレのカウンセリング・ ゼミが現ゼミ生と一緒に 十数年の歳月をかけて 明らかにした日本人の脳の働き方の 異常を、誰の目にも 分かるように直視していただく。
●日本人はスマホを安易に見つづけてはいけません。言葉、行動の異常が倍増するからです。代わりに音読みの意味を調べましょう。そうすれば精神・身体が健康になります。
まず、人間の脳の働き方(言葉の生成のしくみ)の観点から「AI」(人工知能・ロボット)の本質を説明する。
「AI」(人工知能)というと人間の脳の働き方に匹敵するものだと思われている。 そんなふうに思うのは、いくつかの商品とか、人間の労働力の代理になるという利害の立場からはしごくもっともなとらえ方だ。 しかし、「AI」(したがってスマホ、パソコンも)の本質は、人間の脳の中の「右脳・実像」の目、耳、手(足腰ではない)の代理機能でしかない。 吉本隆明は「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』徳間書店、所収)で説明している「感覚の知覚」「知覚の認知」という、いわば「ハード」(器・うつわ)の機能を拡張したものだ。哲学ふうのいいかたをすると「時間性の機能」を拡張するという媒体である。 人間の「足・腰による動き、手の触知」のもつ「空間認知」は無い。だから仮想空間(バーチャル)と名付けられている。
●いくつ知っている?名詞、抽象名詞の言葉総ざらい
人間の脳は「行動」をつくり出す。この「行動」は、「時間性」と「空間性」で成り立っている。 人間の生きる「現実」(社会)は「空間性」で成り立っている。 空間性とは何か?というと、英文の文型の「S+V+O+C」の「O」と「C」のことだ。「O」と「C」は、概念もしくは規範という。 「AI」(人工知能)には、この「空間性」の知覚はあっても、しかし、認知は無い。あると思うのはゲームとこれに類する人工知能の働きを見て、単に錯覚しているだけである。
●要チェック!スマホ、パソコンの画面を「見る」「聞く」ともともとの異常が倍増することの教訓「座間事件」
この錯覚を実証したのが「座間市事件」である。 この事件の核心は、日本人の脳の働き方は、日本語の動詞文には「S+V+O+C」の「O」も「C」も存在しないという異常が「スマホ」(パソコン)の画面を「見る」「聞く」ことで、異常のとおりに変化したことにある。 これが「日本語には、空間性が無く、時間性がないこと」の証明になる。
人間の「時間性」はどこから生じるのか。それは「欲の脳の視床下部」である。 「食の欲」(食べたい、食べたくない)と「性の欲」がつくる。 「食の欲」は、「食べたい」と「食べたくない」の二つに分かれる。 「性の欲」は、「生殖としての性」と「対幻想」(共同幻想)の性との二つに分かれる。 この「性」についての説明は、吉本隆明がおこなっている。 欧米人は、「対幻想」と「共同幻想」を「S+V+O+C」(be動詞)の「O」と「C」でつくってきた。脳の言語野の「ブローカー言語野・Y経路の言語領域」の働きによる。 日本人は、「O」も「C」も無い。あると思うのが日本人の作為である。「訓読み」とか、「日本語式の漢字・漢語」が日本人の作為思考の証拠である。 |