[4846-2] 谷川うさ子 2018/01/29(月)15:34 修正時間切れ
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人工知能(AI)を所有する人は喜ぶ。人間を不用にして得られるプリンシプルのもたらす利益を独占できるからだ。所得格差が大きくなり、敗北した人間は再び、経済社会に戻ってくることができなくなる。 理由は、AI(人工知能)は、日本語でいうと「音読み」(概念としての名詞と抽象名詞)しか記憶しないことにある。 「漢字は読めればいい、意味は分からなくてもいい」とする多くの日本人は、人工知能以下に追いやられる。仕事を喪い、職を喪い、食うにもこと欠く日々、それがテクノロジー時代の本質なのだ。 職場にいても目はうつろになり、じっとデバイスだのパソコンの画面ばかりを見て、「判断力」「思考という知性」をどんどんなくしていく毎日になる。 まず、アレルギー疾患、自己免疫疾患が多発し、無気力に陥っていくだろう。
●誰も知らない「ネット」という「画面」を見る脳に起こる「突然変異の異常脳」
インターネットのことを「ネット」というが、「ネット」を検索することの脳に及ぼす是非については、次のような見解がある。
「ネットは便利だ。しかし自分で調べる、自分で考えるのと比べると、検索は、脳の活動性がはるかに低い。記憶力の素地が失われる」 「文章を書くとき、かつては、言葉や漢字を辞書で調べた。 ネットで検索すると覚えておく必要がない。脳の記憶領域が働かなくなる。記憶力が衰える」 (くどうちあき脳神経外科クリニック・工藤千秋)
「いちいち辞書を引かなければならないとしたら、誰も文章を書かなくなる。脳を活性化させるためにはネットを活用してブログなどを書くべきだ」 「ネットには、新しい情報があふれている。新しいことにチャレンジすることの助けになる。高齢の方にこそ、スマホを持つことをすすめる」 (米山医院・米山公啓院長)
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミの40年間にわたる脳の働き方(言葉の生成のしくみとメカニズム)の論理実証にもとづく見解によれば、工藤千秋も、米山公啓も「ネットの情報を見るときの脳の働き方の理解は根本的に違っている。
まず、多くの日本人は「ネットで検索する」とは言わない。 「ネットで調べる」と言う。 「調べる」と「検索」の漢字・漢語の意味、その違いが分からない。 「調べる」という言い方は、強迫観念をつくる精神分裂病の病理症状なのである。 また「ブログに書く」ともいわない。 「入力する」のである。 この「入力」は、「内扱い」といって、デタラメの作為の言葉の像を「右脳・虚像」に表象させて、これを妄想をイメージするのと同じように「入力する」のである。
だから、文字、文章など手で書いたことがない人間こそが、ひとり言をしゃべるように、内扱いの作為の「文」を、自らの妄想と一致させて画面表示させるのである。 精神科に入院した人がノートに自分の妄想を書きつづる事例がたくさんある。 うつ病の人が書く。 しかし、ネット上のブログには躁病の人、境界例の分裂病の人が「入力する」のである。
●スマホ、パソコンの画面は「バーチャル精神病棟」「バーチャル強制収容所」になる
久里浜医療センター・樋口進院長は、こうのべる。 「ネット依存、とくにゲーム依存は、早ければ一週間で陥る。 年間2000人のネット依存症者は、アルコール依存、薬物依存よりも治療は困難だ。 スマホ、パソコンなどを取り上げると暴力をふるい、暴れ回り、子どもだったら親に暴行を加える。 そして自殺未遂を起こす」 「心臓、肺の機能が低下する。 エコノミークラス症候群(肺の血栓が塞栓する)に陥る。 オンラインゲーム、SNS、インスタグラム、動画などが依存症をつくる」
スマホ、パソコンの「画面を見ること」が、なぜこのような「突然変異脳」をつくり出すのか? ポルソナーレ以外、誰にも分からない。 自分を「廃棄物と同じ」に変える。 やがて自分を「廃人」に追いやるのがスマホ、パソコンの新しい脳の働き方の異常なのである。
勤め人にとって「スマホ、パソコンの画面」は、「バーチャル精神病棟」をつくり出す。 ニート、引きこもり、不登校、休職者、停年退職の人にとっての「スマホ」「パソコン」の「画面」は、「バーチャル強制収容所」と同義になる。
今、世界の中でポルソナーレだけが、脳の働き方のしくみと対策を教えることができている。 |
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