[4887-2] 谷川うさ子 2018/03/29(木)11:30 修正時間切れ
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●「副交感神経中心」が現実を見えなくさせる
なぜ、こういう仕事の中のルール、決まり、あるいはモラルといった「社会秩序」が壊されるのか? 簡単にいうと、脳と身体の自律神経が「副交感神経中心」に変わっているからである。 目も耳も、手も足も、人間は、自律神経の「交感神経」が働かなくては、まともに生きていくことはできない。 テクノロジー時代になって急激に普及したスマホ、デバイス端末および、パソコンの画面を「見ること」の日常化は、「目で見ること」「頭で考えること」(思考すること)「耳で聞くこと」を「副交感神経の働き方だけ」に片寄らせて、不可逆的に固定化している。 「交感神経が働かない」とは、こまかいしくみや構造の説明を省略していえば、現実のどんな「事実」(5W1H)も全く見えなくなるのである。 そして、今まで「妄想」とか「強迫観念」とか「強迫神経症」とかいわれていて、病気の言葉、病気の行動として区別して認識されていたものが、脳の中では「現実が見えない」から「異常と正常の違い」が消えて、「異常だけを見る」「異常だけをしゃべる」「異常な行動だけを行う」というように変わっている。
●誰もが不正を働いて、自分の人生を破滅させている
異常が普通ならば、じゃあ異常を普通にすればいいじゃないか!と誰もが考えるだろう。 まさしくそのとおりになっているのが日本人の現実なのだ。 それが「企業の品質不正問題」である。 しかし、現実は「不正」では成り立たない。 企業は損害を抱えて、信用をなくす。不正を働いた人間は何の処罰も受けずにすむはずがない。 人によっては「人生」が終わりになる。 そういうことすらも分からなくなるのが、脳の「副交感神経中心」なのである。 |
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