[4889-2] 谷川うさ子 2018/03/30(金)11:25 修正時間切れ
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●日本語(和語)はどんどん孤独死を発生させている
しかし、日本語(和語)には、交感神経は無い。かろうじて「手足の動き」の交感神経が「孤独死」を防いできた。 吉本隆明の『共同幻想論』(禁制論)(角川ソフィア文庫)を見ると、「遠野物語」に書き残されている古代人は、白日夢を観たり、妄想によって幻覚を見た人は、ちょっとしたことですぐに死んでいたと書かれている。 日本語(和語)の「副交感神経支配」のために、自分の脳(右脳・虚像)に「幻聴」とか「幻覚」の表象をじっと心的に視つづけた人間は、ただ「息を吐くだけ」の副交感神経中心となって、ここで脳内に発生するベータ・エンドルフィンの麻薬の快感に浸って、心室細動がそのまま心停止となって死んでいたのである。 吉本隆明は「彼は、擬似共同幻想を表象していたのである」と言っている。
●スマホ、パソコン、デバイス端末が孤独死させる
今ふうにいえば、「スマホ、パソコン、デバイス端末の画面に表象するものをこれを現実のことだと錯誤していたのである」ということになる。 ひらたくいえば、現実の中の「ゲシュタルト形態」として知覚される社会秩序、共同性をつくる行動の対象の名詞、抽象名詞、形容詞による対象が、何も見えなくなっているということだ。 交通信号でいうと、電気ピカピカの光、赤、黄、青の色は見えていても「止まれ」とか「注意」とか「進め」といった「決まりごと」「約束ごと」が、「右脳・虚像」に何一つ、かけらもかすかにさえも思い浮ばなくなっている。 それが「掃除をしない」「片付けをしない」という孤独死の最終ステージなのだ。 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミはスマホ、パソコン、デバイス端末の画面を「見ること」が手足の動きという交感神経の命綱(いのちづな)を断ち切っていると説明する。 対策は、「息を吸うこと」だ。 |
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