[4895-1] あなたの背中に取り憑いている「孤独死」。スマホ、デバイス端末、パソコンの「画面」を見て脳内麻薬の快感にしびれている真っ最中に心臓を止める。 谷川うさ子 2018/04/03(火)14:19 修正時間切れ
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人間の脳も身体も 自律神経の働きで 生成する。 重要なのは 「交感神経」がいつも まともに働いている ことだ。 しかし、今、あなたの 脳も身体も 「副交感神経」が 中心に働いている。 スマホ、パソコン、 デバイス端末は、 「交感神経」の働きを 完全に止める。 これが「孤独死」 激増の根拠である。
●「孤独死って何?」……自分とは無関係と思っている人への伝言
「孤独死」といっても、それは、「ネット」で「いいね!」と拡散している言葉ではない。 また「インスタ映え」するはずもないからこの言葉の前に3時間待ちの行列ができるということもない。 こういう暗い話題は、「電車飛び込み自殺」が「ただ今、人身事故で電車が止まっています」とアナウンスされるように、誰もが見聞きするニュースから目に触れないように隠されている。 だが、どうしても隠しきれないときにはニュースになる。
北島三郎(81歳)の次男、大野誠さん(享年51歳)が、平成30年3月3日に自宅で孤独死(心不全)しているのが見つかった。 死後、1週間くらいが経過していた。一人暮らしだった。 いつも事務所に出てくるのは週に1回か2回くらいだった。ずっと自宅で音楽関係の仕事をしていた。 大野誠さんは、服を着たままパタッと倒れているのを、訪ねていった長男の「大野竜さん」(54歳)が発見した。 (日刊ゲンダイ、平成30年3月14日)
●孤独死は、副交感神経中心がつくり出す
解剖学者・三木成夫の説明によると「人間には息を吸う筋肉はある。しかし、息を吐く筋肉はない」というのが孤独死(心室細動)の原因だ。 ゴルフの最中の「息こらえ」や「マラソンの最中の息こらえ」などで心室細動が起こる。 同じことは、普通の人でも、「息こらえ」で突然、心臓が止まることはいつでも起こっている。 だから、AED(体外式除細動機)が、駅、空港、劇場、公共施設、介護施設などにどんどん設置されている。 「息を吐きっぱなしにする」「息を吸わない」ことがすぐに「心室細動」を引き起こしている。 人間は、じっと考えごとをするとか、何かに集中するときとか、何かに夢中になるときには「息が吐きっぱなし」になって「息を吸えなくなる」のだ。 なぜ、「息を吸えないのか?」というと、副交感神経の働き方が「固定化」「凝固化」という不可逆性の働きをセットするからだ。 パソコンでいうと「エンター・確定」が不可逆性の機能なのである。自律神経の働きが元に戻らなくなる。「交感神経」が働かなくなる、というのが「不可逆性」というのである。 |
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