[4925-2] 谷川うさ子 2018/05/06(日)16:27 修正時間切れ
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●「ワープロソフト」はこのように人間の脳を支配する
ところが、テクノロジーの「ワープロソフト」は、「記号性」(言葉)をプログラム化しているので、「ワープロ入力」とは「書く」ではなくて、「入力」のことをいう。 ここで入力された「文字」「言葉」は、次に語彙(ごい)(単語、助詞、助動詞も)を予測して表示する。 この語彙(ごい)が聴覚の「説明性」(イメージ思考)に当る。 「言葉(記号性)も語彙(ごい)も交感神経がつくります。これを人間の意識に変えるのが、自己意識をつくる副交感神経です。 テクノロジーは、ゲシュタルト形態という視覚のつくるしくみをプログラムにして、人間の脳のすべて支配しているのです」 (熊野クマ江さん) 人間の側から見ると、ワープロ入力の言葉は単にモールス信号のような「記号」でしかなくなる、語彙(ごい)もテクノロジーがプログラム化しているので、人間のイメージ思考(イメージスキーマのカテゴリー思考)も消滅する。 すると、脳は、視覚も聴覚も関与しない自己(欲の表象)の「イメージ」しか思い浮ばなくなる。 高齢者によく見る痴呆の「徘徊」と同じ脳の働き方に原始的に退化する。 「これがテクノロジー時代の日本人の脳の働き方の典型です。 ワープロソフトを使って、擬文、擬似文章をつくる人はテクノロジーのつくる擬の共同体に依存して、心身の働きを痴呆症状に変えているんですよ」(熊野クマ江) ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミは対策を「名詞文を手で書く、これを入力することだ」と教えている。 |
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