[4941-2] 谷川うさ子 2018/05/27(日)17:35 修正時間切れ
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◎パソコン、スマホ、デバイス端末の画面を見て、いきなりワープロソフトを使って入力して、文、文章をつくり出すときの脳の働き方
1.目は、パソコン、スマホなどの画面を見る(現実は見ない。現実を見ても、目は、今、画面しか見ていない)。
2.目は、パソコン、スマホ、の画面を見ている。このときの「見る」とは、視覚の知覚神経の「副交感神経」が「画面」を知覚しているのであって、視覚によって現実をイメージするときの「交感神経」の知覚した内容(ゲシュタルト形態、イメージ思考のカテゴリーの像(対象))を見ているのでもなく、表象しているのでもない。
3.画面に入力した「文字」が表示する。このときの文字は、入力者が「日本語(和語)」のあ、い、う、え、おの発声、発音をすでに学習して憶えているので「文字入力」(ローマ字入力、ひらがな入力)を可能としている。 指先の行動の結果である。 ここで目で見ているというときの視覚は、たしかに目で見ているので視覚によって「見ている」と誰もが思っている。 しかし、たとえば、時計の文字盤を見ているとき、「数字」を見ているのではなくて、「時」とか「時刻」「時間」を見ている。 「右脳の実像」という部位に数字を記号として見ていて、それが「時」(とき)の意味を表している(言葉の意味)ということを思い浮べている。この意味は「右脳・虚像」でイメージされる。 これが視覚の「認知」というもので、副交感神経の働きによる。
4.ワープロソフトは「時計」でいうと文字盤の「数字」と「時」をあらかじめプログラム化していて、「1」とか「2」とかの数字を入力するとその数字とともに、「1時30分」というように「時」「時刻」「時間」も画面に表示する。
◎文、文章を手で書くときと、ワープロ入力で画面に表示するときの脳の働きの違いのまとめ
1.手で書くときは、現実についての想像力が「判断力」「理解力」として脳の中で働く。
2.ワープロソフトに文字入力するときは、現実を見るとか、現実の対象について思考するということは何も無い。
3.手で書くときは、現実の空間と時間を「5W1H」のように、事実、事実関係でとらえてイメージする。
4.ワープロソフトで入力すると、「今はいつか?」「ここはどこか?」「それは何か?」「そこにいる人は誰か?」などを見ていても全く見えなくなる。
5.手で書くときの脳は過去、現在、未来の時制にもとづいて、今日と明日の行動の対象をイメージする。
6.ワープロソフトで入力する人の脳は、今日が何年何月何日か?は、画面を見てようやく思い浮ぶ。自分の力では「現実を変える」「自分を変える」という時制は何も思い浮ばない。 春夏秋冬の季節の変化と循環に投げ出されて永劫回帰(ニーチェ)の中を漂流している。
◎ざっとこういう違いをわかって、『谷川うさ子王国物語』(パート・Ⅶ)、第3ヵ月めのテキストの学習にとりくみ、よりよい学習成果を上げましょう。 (全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ本部、田原克拓) |
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