谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


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[4944-2] 谷川うさ子 2018/05/31(木)15:18 修正時間切れ
●パソコン、スマホの「言葉」「文」は人間の脳がつくったものではない「擬の言葉、文」である

 これは、人間の脳が言葉をどのように生成するのか?のしくみをほんの少しでも理解しようという意識(思考)がないところでは、何が問題なのか?何を問題にしているのか?なぜ問題にしているのか?ということすらも理解されることはありません。

 パソコン、スマホ、デバイス端末の画面に表示させた「言葉」「文」「文章」は、「ワープロソフト」というテクノロジーがプログラム化して、あらかじめ「サーバ」にストックしていたものを通信技術によって選択したり、特化したり予測して選別表示させた結果の「言葉」「文」「文章」です。
 こういうテクノロジーのしくみは誰でもよく知っています。

●脳の中の言葉のつくられ方を理解できないからパソコン、スマホの画面の「言葉」「文」を「自分がつくった」とカン違いしている

 問題は、パソコンなどの画面に表示させた言葉や文字、文、文章と「手で紙に書いた言葉、文、文章」は同じものか?違うのか?にあります。
 これは、脳の働き方の「言葉の生成のしくみ」を理解できなければ、「同じである」と錯覚させる問題です。

 人間の脳がどのように「言葉」をつくり出すのか?を真正面から説明しているのが、吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』徳間書店所収)です。
 人間は脳の中で、目や耳のつくる知覚と、この知覚した対象とを思考の対象にする仕方を説明しているのがヘーゲルの『精神現象学』(平凡社)です。
 
 これらの書物を読んだことのない人は、「ワープロソフト」で表示させた「言葉、文、文章」と「手で紙に書いた言葉、文、文章」は「同じものだ」と認識します。

●人間の脳から言葉が消えていく。毎日、しゃべっているのはテクノロジーによる言葉だけ!

 「ワープロソフト」を使う人間の脳とテクノロジーの違いと共通性は、次のとおりです。

◎人間の脳……自律神経の交感神経(視覚)が先に働いて、次に、副交感神経(聴覚)が働く。

◎パソコン、スマホ、デバイス端末の画面に言葉を表示させるテクノロジー……副交感神経(聴覚)の働きのしくみをプログラム化する。次に、交感神経の働きの内容の「視覚の対象」もプログラム化する。

 この違いを見ると、人間の脳は、交感神経が全く働かなくなることが分かります。
 テクノロジーは、人間の聴覚の働きをプログラム化して、次に、人間の視覚の働きの内容をプログラム化しています。

 すると、パソコン、スマホ、デバイス端末の画面に表示している「文字」「言葉」「文」「文章」は、テクノロジーがプログラム化してストックしていたものです。人間の脳の働きによる言葉、文、文章とは、全く無関係であることが分かります。
 ここでは、人間の脳の働きの中心の交感神経は全く働いていない、止められていることが特異な内容です。



[2024/11/27 00:36] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子