[4951-2] 谷川うさ子 2018/06/05(火)15:40 修正時間切れ
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●コワイのは画面の文、言葉を「自分がつくったものだ」と錯覚すること
「パソコン、スマホ、デバイス端末の画面に表示した言葉、文、文章を、自分の脳がつくり出したものだと思い込めば、それは誰もが錯覚している大きなカン違いです。 ワープロソフトがプログラム化してサーバにストックしていた言葉、文、文章を、自分の脳がつくり出したものだと錯覚させているのがテクノロジーの本質です。 言葉や文字、文を活字体で表示するので、ここで、自分は社会的に価値があることを行っているという喜びを感じるんですよ」(熊野クマ江さん)。 手で手紙を書いたことのない人がワープロソフトを使えば「メール」に入力して相手に送信することが、なぜ成り立つのか?というと、あ、い、う、え、お、と発声し、発音できれば、ポンと入力てきて、パッと「あ」「赤」「青」「朝」などの文字、言葉が画面に表示する。 自分の脳がつくり出した文字、言葉ではない。 仕事で、リポート用紙とか公式の文書に手で文章を書いたことのない人が、ワープロソフトを使うと1分間に10行くらいの文章を入力して表示させる。 画面に表示した言葉、文、文章は「活字体」なので、社会的に価値がある、仕事の能力がある、誰もが喜んで評価して読む、と、錯誤する。「ワープロソフト」は言葉、文字、文、を「活字体」で表示するので、自分には社会的な価値があるとか、自分には仕事の能力があるかのように錯覚するのだ。
●パソコン、スマホを使う人はテクノロジーがプログラム化した言葉をコピーしてしゃべる
「ワープロソフトが表示する言葉、文、文章は、テクノロジーがプログラム化していたものです。 人間の脳がつくったものではありません。 ワープロソフトでつくった言葉、文を読むことからも、人間の脳は何の言葉もつくりません。 ただ、テクノロジーのつくった言葉、文、文章をコピーして、写し取った言葉を脳に表象させてしゃべるだけです」(熊野クマ江さん) 人間は、どんなふうに脳の中で言葉をつくるのか?は、『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』(無藤隆、講談社現代新書)や幼児教育の権威のピアジェなどが、くわしく説明している。 まず「イメージ思考」「カテゴリー思考」をおこなう、次に語彙(ごい)を憶えて言いあらわす、次に、記号としての言葉(おもに名詞、抽象名詞)を憶えて言いあらわす、これを手で紙(ノート)に書く、という脳の働き方をおこなう。 ●ワープロソフトを使う人は、脳から言葉が消える、思考の能力が消える
ワープロソフトで文字、言葉を画面表示すると、「イメージ思考が無くなる」「語彙の学習能力、憶える能力も無くなる」のだ。 脳には「あ」とか「い」とか「う」といった発声、発音の能力だけが残る。 ワープロソフトは、人間の発声、発音の出所の視床下部の「欲」の表象をプログラム化する。 「あなたの言いたい言葉はこれだ」「あなたの求める欲の対象の商品、サービスはこれだ」「あなたが喜ぶ心地良い人間関係とはこれだ」(フェイスブック)といったふうだ。 「人間の脳は、言葉をつくれなくなっています。聴覚だけが働いていて、視覚の能力はゼロ!!……退行化します。 ここはどこ?あなたは誰?食事って何?お風呂って何?という脳の働き方に変えるのが、パソコン、スマホのワープロソフトなんですよ」(熊野クマ江さん) すでに、こういう脳の働き方に変わってしまっている人には、ピンとこない説明かもしれない。 「わたしの幸せにケチをつけないで!」とニラんでいるかもしれない。 だから、このメッセージは、「そんな依存症の人生は嫌だ」と考えられる人に向けての対策を伝える真実の愛のメッセージなのである。 |
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