[5005-2] 谷川うさ子 2018/08/05(日)14:03 修正時間切れ
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●日本人は動詞の言葉だけで社会参加をおこない、結婚もして子育てもおこなう
■日本の女性は、日本語を憶えて家の外の社会で、自立して行動できるようになります。 普通に考えると、家の外の社会は、社会性の世界だから、社会性の世界の言葉を学習して身につけているのだろうとポルソナーレは考えていました。 これが、ポルソナーレの指示性のカウンセリングです。 指示性とは、問題の所在を示す、原因を示す、結果を示す、対策を示す、…といったことです。
事例に即していうと、「24歳で身長140センチの人を10人、理論的に想定する。10人の人の全員が自分はチビだとコンプレックスをもつだろうか?」と問いかけるのが指示性のカウンセリングです。 しかし、日本人の使う日本語の動詞文は、こういう理論とか論理とか、命題を立てて「なぜならば」と解を求める言葉(抽象の言葉)を全く記憶できないという特質を持っています。 ●日本人の脳の働き方は、「短期記憶」と「ウェルニッケ=触覚」だけしか働いていない
脳の言語野は、長期記憶と短期記憶の二つで構成されています。 短期記憶とは、「動詞の言葉だけの言語野」のことです。 ウェルニッケ言語野という触覚による実在性を記憶する言語野で「丸暗記したこと」を記憶するので、社会生活には何らの支障も障害も生まれないように見えます。 日本語は動詞文である、ということを思い出しましょう。 これは、ウェルニッケ言語野の憶える「経験」(行動)は記憶する、しかし「言葉」は一切合財、全部忘れる、ということです。 ●日本人は「言葉」を「丸暗記」して行動にむすびつける、そして言葉の意味は「解釈=分裂病」をしゃべる
日本人は、言葉を「丸暗記」する、「行動化する」(経験化する=記号化する)というように憶えてきました。 「丸暗記」で憶えて、次に、「この言葉の意味は何かな?」と勝手に解釈してきたのです。 この解釈が事例の女性の悩みの内容です(自分はチビだ、人がバカにしている。自分は、結婚の中の性行為が不潔で嫌なものに思える、など)。 「ワープロソフト」とは、日本語の動詞の言葉の「丸暗記」をテクノロジーで代替することです。 すると、パソコン、スマホ、デバイス端末の画面に入力することが「丸暗記の代替え」であることが分かるでしょう。 「画面を見る」とは、聴覚の「説明性=解釈」の言葉が「右脳・虚像」に表象するのです。 この「解釈」が、テクノロジー(パソコン、スマホ、デバイス端末のワープロソフト)が増幅して、完成させる日本人の精神分裂病であるのです。 改善のための対策は、「手でノートに文を書く」「音読みを中心にした名詞、抽象名詞の言葉の意味を辞書で調べる」「人と会話するときは視覚のイメージを思い浮べる」です。 |
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