[5027-2] 谷川うさ子 2018/09/05(水)17:00 修正時間切れ
|
●日本人は、言葉を記憶することができない脳の働き方を行っている
ポルソナーレだけが明らかにした人間の脳の働き方(言葉の生成のしくみ)から日本語(動詞文。ヤマトコトバ)を見ると、日本語(和語)は「副交感神経支配、主観の領域」でつくられています。 主観とは、哲学の正しい定義では、短期記憶、すなわち、すぐに、たちまち消滅するということです。 憶えるとか、記憶を保つということはできません。 日本人は、だから、「黙契」(もっけい)といって、くりかえしくりかえし、何十回も何百回も、手で書いて触覚(ウェルニッケ言語野)でクローズアップのイメージをつくって、つまり「行動だけで憶える」という丸暗記の憶え方をおこなってきました。 この丸暗記を「黙契」といいます。 くりかえし、くりかえしの手や指、口(しゃべり)、聞く(音の暗記)は、「触覚をクローズアップのイメージに変える」という脳の働き方をつくります。 このクローズアップにあれこれとデタラメの意味づけ(解釈)をくっつけて自分の行動の成立に満足してきたのが日本人の男性です。
●日本の男性は、母親のしゃべった言葉のとおりに現実の言葉を解釈する
この「行動のための言葉」を教えるのが「母親」です。母親の教える言葉を「禁制」といいます。解釈してデタラメにつくった言葉が「禁制」です。だから「禁制」とは精神分裂病の言葉でもあります。 日本人は、母親のしゃべった禁制の言葉で、精神分裂病を中心とした心・精神の病気をつくってきました。
事例の男性は、母親が禁制のデタラメ話しかしゃべらなかった女性だったのでちゃんとしたまともな仕事や社会の中の言葉を「丸暗記」(禁制)として記憶できなかったのです。いつも仕事の言葉も、人の話す言葉も、デタラメに解釈したので、「行動」とむすびつかず、とうとう仕事の行動も止まってしまったといっています。
●ワープロソフトは、精神分裂病だけをせっせとつくる脳の働き方に変えている
現在のテクノロジーのワープロソフトは、手で書いて憶えるという黙契(もっけい)をプログラム化しています。 だから、現代の男性は、事例の男性のように、「自分が憶えているのは正しいのか?」と悩むことはありません。 「ワープロソフト」が勝手に文字でも文でも表示するので、これをクローズアップとして認知して、自分の母親が教えてくれた解釈のとおりに禁制として解釈すればいいというように精神分裂病が広く、一般化しています。 禁制(精神分裂病)とは「擬(ぎ)」の共同性のことです。今の日本人の多くは、バーチャル(=禁制)を「本当の共同性だ」と解釈しています。 これは、事例の男性が証言するように毎日、仕事でも生活でも「行動が止まる」ことでもあるので、当の本人の思い込みとは無関係に、認知症(痴呆症)をはじめ、どんな病気でもつくって、生存不能の中に立っているということでもあるのです。 |
|