[5076-2] 谷川うさ子 2019/01/06(日)10:02 修正時間切れ
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●現代では、誰もが人間の知性の素材の「視覚」(感覚の知覚)を理解できなくなっている
■この一石英一郎による人間の脳の働き方の説明には、脳の働き方は、「空間性」と「時間性」の両方を「知覚」し、「認知」し、そして「表象」することが脱落しています。 「空間性」の記憶が長期記憶です。 空間性とは「名詞」「抽象名詞」「形容詞」の言葉のことです。自律神経の交感神経が働いて記憶します。 「時間性」とは、「動詞」「副詞」の言葉のことです。自律神経の副交感神経が働いて生成し、表象します。 短期記憶とは、時間性の意識と言葉のことです。 「記憶がなくなる」「忘れる」「話すこと、聞くこと、手足を動かすことができなくなる」というのは、「酒を飲む」「アルコールで脳の中枢神経がマヒする」などによらなくても、人間にとっては日常の中の出来事です。 その典型が認知症(痴呆症)です。 それは、「脳の中の空間性の意識をつくり出す働き」が止まったり、無能力の状態に陥っていることが原因と理由になっています。 ●「感覚の知覚」を正しく理解しない人は全て痴呆症である
脳の中で「空間性」の働きをつくり出すのは「目で見る」ことの能力の「視覚」です。 吉本隆明は、「感覚の知覚」と定義しています。 視覚の「感覚」は交感神経の働きによって「ゲシュタルト形態」とその内容の「同一性」「類似性」「共通性」というパターンを空間性の領域に表象します。 このゲシュタルト形態の「同一性」「類似性」「共通性」を「記号化」し、「説明性の内容として認識する」「伝達性として伝える」(S・V・O・Cの「O」「C」の対象にする。行動の対象にする)のが「聴覚」(副交感神経支配・X経路)です。 アルコールを摂っても視覚の「感覚の知覚」(名詞、抽象名詞)の言葉を長期記憶として学習している人は、「記憶をなくす」とか「どこをどう歩いて帰ったかは分からない」ということは起こりません。 名詞、抽象名詞、形容詞などの空間性の言葉の耐久性や永続性(長期記憶のことです)を正しく学習している人は、認知症(痴呆症)にもならないし、周囲の認知症(痴呆症)の人の痴呆症を治したり、改善することができるのです。 |
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