[5085-2] 谷川うさ子 2019/02/02(土)15:13 修正時間切れ
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●正しい名詞のつくり方は「もの」「こと」をつける
では、どういうものを正しい名詞、抽象名詞の言葉というのか?というと、「実在性を言い表すこと」「実在性、存在性を内包している言葉であること」というのがその問いの答えです。
ここを分かりやすく説明すると「もの」「こと」がまず、「名詞」「抽象名詞」です。 「花というもの」「花ということ」「リンゴというもの」「リンゴということ」「仕事というもの」「仕事ということ」というように、後ろに「もの」と「こと」の「言葉」を付けるとそれが、名詞文、抽象名詞文です。
◎「もの」……「感知できる対象」「意識にある存在する対象」
ですから、名詞、抽象名詞の本質を言い表します。
◎「こと」……「経験」「様子」「業務」などを名詞化する、という意味ですので、抽象の次元での「抽象名詞」を言いあらわします。
●具体性を説明するのが「第一の性質」
しかし、「もの」「こと」を付けるだけでは、「名詞」「抽象名詞」の言葉の具体性とか、具象性が分かりません。 「具体性」とは、そのものが備えている特性を現わすこと、が正しい意味です。 「花」なら花の実在の特性を説明することが、正しい「名詞」「抽象名詞」の条件です。 この実在性や存在性を説明するのがジョン・ロックの「第一の性質」です。 ◎「第一の性質」……①形状、②延長、③運動、④静止、⑤凝固の①②③④⑤が実在性や存在性。 「花」を例にとると①形状……形とか色、長さ、重さ、②延長……その花はどこにあるのか?畑か?店か?花ビンにあるものか ③運動……花の意味……植物の生殖器、色は外部の敵から身を保全すること、がその意味です。 ④静止……畑なら畑にあるとか、家の入口の花ビンにある花と限定した対象とすることです。 |
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