|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!
───────────────────────────────── 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!! 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子 (第1期・第61号) (平成31年4月2日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。
◎「平成」もこの4月で終わります。「5月」からは、新元号の「令和」(れいわ)に変わると発表がありました。 次の新しい時代に向けて、全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの「自己カウンセリング研究会」のゼミ生の皆様は、新しい時代をまっとうに(心身ともに健全に)、生きていける脳の働き方の「返信術」を習得していただきたいものです。
◎フォーム(form)の書き方(自己カウンセリングの実践の仕方)の「コーチング」の見本をお伝えします。
●参考となる事例からご紹介します。
《杉並区・保育士女性殺害事件》
東京都杉並区のアパートで、乳児院勤務の保育士の女性(照井津久美さん・32歳)が、同僚の男性・松岡祐輔容疑者(31歳)から殺害されました。同容疑者は、3月25日、3月26日、被害者の女性のアパートに侵入して夜勤から帰宅した照井さんを待って、刃物で刺して殺害したと報道されています(平成31年4月1日、夕刊フジ)
殺害した動機は、「好意をもっていた」からだというものです。2人は交際関係にはありませんでした。「自分はやっていない」と容疑を否認しています。しかし、現場には、「DNA型」が容疑者と一致しているので犯行が証明されています。
《この事件を、フォーム(form)に「主題」(経験)を『もの』で名詞化して、次に、『もの』の実在性を「同一性」「共通性」「類似性」の三つで説明するにあたってのケーススタディとしてみると、どうなるのか?について》
一、容疑者の松岡祐輔は、照井津久美さんが「好きだ」と職場の同僚らに話しています。
この「好きだ」という「言葉」をフォーム(form)の「主題」の「経験」に置き換えてみましょう。
「好きだという対象」の「名詞の実在性」を説明するのが「照井津久美さん」です。
二、すると社会常識的に考えると、「好きだ」という言葉は、「照井津久美さん」の「何にむすびつくのか?」という内容で説明されなければならないことが分かるでしょう。
それは、「乳児の扱い方の能力が高い」とか「乳児にたいしての知的な観察力が優れている」とか「乳児への言葉のかけ方、食事の与え方などを正しく教えてくれた」などが気に入った、自分の仕事の能力の向上にタメになった、などの価値評価を魅力に思っていたという「実在の内容」であるでしょう。
もし、松岡が、照井さんにこういう内容を説明して、言葉で言い表すという「行動」でも説明していれば、つながりとか、むすびつき(「一対一対応」といいます)が成り立っていたでしょう。
これは、「照井さん」を目で見たとおりの存在として「知覚する」(認知する)ということです。これが「同一性」ということです。
もし、「共通性」ということを考えるとすると「照井さんと同じ乳児への関わり方の能力をもっている人」(女性)ということになるでしょう。
では、「類似性」とはどういうことか?というと「照井さんのもつ乳児の扱い方の能力」は、かならずしも「乳児」に限らず、「幼児」(小学生)ひいては、「異性との人間関係」にも当てはまる、といったときの「能力」をさします。
三、しかし、松岡容疑者は、「ただ、好きだ」という欲望だけをふくらませて、実在する「照井さん」とは何の関係もない自分の「解釈」といえば、それらしく見える「美化したイメージ」を自分の欲の対象にしたのです。
こういう「解釈」による「作り話のイメージ」(美化したイメージ)は、名詞のもつ「秩序」(決まっている約束ごと)という「現実の実在性」を好き勝手に壊します。松岡容疑者の場合、それは、「照井さんのアパートに侵入する」という行動です。 |