[5161-2] 谷川うさ子 2019/05/03(金)20:01 修正時間切れ
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◎第一の性質で「欲というもの」の言い表し方の例。
●「形状」・・・「食欲の場合は、食品栄養学にもとづく食材」「性欲の場合は、対幻想と共同幻想をつくる媒介としての性。とくに女性は相手が喜ぶから自分も喜ぶという心情の能力の言葉と行動が、媒介になる」
●「延長」・・・「食欲の場合は、野菜を中心に、過度の添加物、油、砂糖を除ける食材」「性欲の場合は、相手に安心、快感、気持ちよさを一方的に与える言葉と行動を現す性関係」(幻聴や幻覚の言葉と行動の無い性関係)
●「運動」・・・「食欲の場合は、身体は食材でつくられるという意味」「性欲の場合は、吉本隆明のいう対幻想、共同幻想に性の本質がある、これが性の価値であるということだ」
●「静止」・・・「食欲の場合は、幻聴とか幻覚が解消していないままの生活では、外食、酒、の食べ物が多くなる傾向になること」「性欲の場合は、性関係のなかで、とかく、対幻想を壊したくなる妄想が思い浮かびやすくなり、妄想の言葉をわざわざ言い、幻聴にもとずく行動を相手に見せたくなり相手を不快な気分にして喜びたくなること」
●「凝固」・・・「食欲の場合は、勉強しようと思えば油ものを食べたくなり、仕事にかんすることを食べて眠なり、行動を止めること」「性欲の場合は、相手の顔とか目を見ないで話す、性関係に限らず普段の会話は、テレビとかスマホの画面を見ながら話して、相手は不在という言動を普通にしていること」
◎「5W1H」のとおりに「事実と事実関係」を説明する。
●「いつ」(時間)・・・毎日の生活のなかの日々の空間での時間帯でのことだ。
●「どこで」(場所)・・・ふだんの生活空間でのことだ。
●「だれが」(主体)・・・自分とパートナーとの関係が対象になる。
●「なにを」(対象)・・・食べること、および性関係の内容、形式がテーマである。
●「なぜ」(原因、理由、目的)・・・相手は自分の顔を見ないで話す、食べる行為だけは一致しているが、関係を維持する話題性は齟齬をきたしている。
「どのように」(方法、手段)・・・食べることの行動と言葉は一致している関係ではあるが、性関係をベースにした生活の時間と空間は、たんに形式だけのような現象をきたしている。
◎「帰納」(レポート)・・・パートナーと同じ生活空間を共にして一定の歳月が経過してきているが、年々、年を追うごとに会話に齟齬をきたしている。不安定な関係ではないが、お互いの関係の奥行きにはなにか不足しているものがあると考えている、それがなにかを知りたい。
◎「演繹」(論文ふうに述べる)・・・ポルソナーレのカウンセリング・ゼミで人間の欲は、視床下部で作り出されることを知る。この欲が、人間社会を形成する根拠であるとうことだ。
しかし、欲が共同性をつくるには名詞の言葉が媒介になるという。日本人のつかう日本語は動詞文だから、欲の「食欲」も「性欲」も動詞の言葉で妄想を形成していくということだ。
これが日本人の幻聴とか幻覚などを生み出し、若くして、痴呆症を日々、生み出す根拠にもなっているという。
この研究会の機会を得て、改善策を見出していきたい。 |
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