[5170-2] 谷川うさ子 2019/05/12(日)15:10 修正時間切れ
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●「妄想」であるならば、対策は簡単です。その妄想のイメージを解消させればよいからです。
現在の薬物療法もこれとおなじ考え方をしています。
●しかし、妄想対策をカウンセリングでアドバイスしても、根本的にはうまくいったという実感は得られません。
これは薬物療法の場合にも事情はおなじです。
どういう言い方でも「恐怖」「怖い」という妄想で仕事とか学校とか、家の外に出るとかのことが出来ない、という症状をもつ人は、妄想対策のアドバイスには従わず、拒否したり、あるいは家族にはもちろん、「カウンセラー」にたいしても攻撃的になるもうひとつの症状を全面に押し出します。
◎すると、「視線恐怖」でも「対人恐怖」でも、人とか社会とか仕事、勉強、生活などのことがらに「関わらない」という日本人にかぎっての病理は、日本人にとってはごくごく普通のことで、人と関わらない、人と関わるときには相手を排除する、という行動の仕方のことであるということが理解できます。
そういう脳の働き方を「わざわざ対人恐怖、視線恐怖と言い表している」と突き止めました。
◎こういう観点から明確にするのが「視線恐怖」という名詞の「実在性」です。
●日本人のつかう名詞の言葉は、仕事の言葉にせよ、社会のなかの言葉であるにせよ、「視線恐怖」とか「対人恐怖」とまったく同じに、誤魔化し、騙し、デタラメの意味づけで流通している名詞の言葉が多いのです。
●こういうレクチュアを前提にして、続きの次は、「実在性」を説明する「同一性」とはどういうものなのか、についてコーチングのアドバイスをお伝えします。 |
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