[5181-2] 谷川うさ子 2019/05/23(木)19:43 修正時間切れ
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中村敦彦が「東京貧困女子」(東洋経済新聞社)というノンフィクションを書いています。最低限のぎりぎりの収入しか得られていないので、風俗の仕事とかけもちしている高学歴の女性らが紹介されています。
事情はともかく、丸暗記しかできないということは、現代の社会では、丸暗記=パソコンなどのワープロソフトには勝てないので、くりかえしの行動を成立させればそれでよい、とする労働しか与えられていない、それが「貧困女子」(もちろん男子も)が貧困に解体されている理由です。
●名詞の言葉を憶えることができない、という行動の止まりは、認知症(痴呆症)のもつ意味の、「自分は消滅していく」という方向に向かって、生きられるか、生きることはできないか、のボーダーでかろうじて生存するということを説明しています。
●「日刊ゲンダイ」(5月23日号)には、「退職代行ビジネスが乱立の時代」ということが取材されています。(ジャーナリスト・木野活明)。
「自分で辞めたいと言えない」人が、2013年から今まで、5300件、毎月150件の依頼者がいる(ニコイチ・代表山田照子)、という状況です。
これは、仕事の言葉を丸暗記すらもできない、という人が増えているという現象です。
●大学生は、「半年から3年以内には辞めるだろう」と24・4%がすでに考えているという調査結果のデータも公表されています。
就職の前からすでに、仕事の言葉(名詞、抽象名詞の言葉)など丸暗記などできるはずもない、と、24・4%の大学生が、自分の脳の働き方を見限っているということです。
●テクノロジーのワープロソフトの丸暗記(プログラム化)の性能にはじかれて現実のなかに存在することもできなくなっている・・・認知症(痴呆症)・・・行動の止まり、が今の日本人の脳の働き方に共通しています。
●丸暗記もできないにもかかわらず、それでもまだ「仕事に行っている」という場合は、目(視覚)の生理の目の交感神経も止まるので、脳と身体の両方に、血流の不足が起こります。
ここで、がんなどの疾患が発生しやすくなるのです。女性は、「自己免疫疾患」をつくりやすくするでしょう。
◎丸暗記もできなくなっているということは、ふたつの行動の仕方をつくる、ということを説明しています。
●ひとつめは、行動だけを表し続けるという場合です。これが「視覚の働きが消えたときの幻覚のつくりかた」です。
人間は、脳のなかの視覚のイメージが消えていても、自分の聴覚の記号性の言葉が幻聴のイメージをつくるので、この幻聴の生み出す幻覚のイメージのとおりに行動を行うのです。
●ここでは、幻覚のイメージを現実にむすびつけるために、あれこれと目の前の人間に話しかけて、その人間の話すどんな言葉もめちゃめちゃに壊すという行動をあらわします。
●また、仕事など、現実のなかの行動にミスとか間違いとかトラブルを発生させた事実を指摘されて非難された人は、聴覚のつくる幻聴だけを思いうかべる、しかし、行動は止まっているので、あれこれと、ぺちゃぺちゃと幻聴の言葉だけをしゃべりまくる、という「視覚の不全の脳の働き方」を現すのです。このタイプの人は、すでにうつ病でもあるので、いつでも死にたがっています。
◎こういう日本人のつかう日本語(ヤマトコトバ・動詞文・時間性の言語領域でつくられるコトバ)が誰にも必ず起こす認知症(痴呆症)を防ぎ、治す目的でとりくんでいただいているのが「自己カウンセリング」の「フォーム」です。 |
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