[5199-2] 谷川うさ子 2019/06/09(日)10:38 修正時間切れ
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◎今回の「研究会」では、「丸暗記とはなにか」が提起されました。
鈴木孝夫がこの問題をよくとりあげていたことを思いだしましょう。「漢字、漢語」の言葉(音読みの名詞、抽象名詞の言葉)は・・・日本人は「読めればいい」「言葉の意味など、あとからついてくる」「言葉の意味はおおよそのだいたいの意味を見当づけてわかっていれば、それでいい」・・・と文部省ですらも認めてきている・・・これが「丸暗記」です。
「丸暗記」とは、仕事でも勉強でも、対象となる事実の「名称」とか「名前」を記号として憶えるしかたのことです。
その事物と記号として憶えたコトバとが一致しているうちは、仕事ができているかのような錯覚を抱きます。
●しかし、小売商とか法律などのように、どんどん商品が作り出されて、目まぐるしく変わっている現代社会では、こういう丸暗記の仕方では記憶に限界が出てきます。
これが、現代の鬱病とか分裂病を発生させます。
この丸暗記は、仕事の能力と誤解されているので、憶えている、いない、をめぐり、イジメとか差別の支配の温床にもなっていることは、ブラック企業とかの指摘で浮上しているところです。
これはたんなる「幻聴」の始まりであるにすぎません。
ここで起こるイジメなどは、そのイジメが「幻覚」です。認知症(痴呆症)が神経症をともなって発生しているのである、とポルソナーレの指示性のカウンセリングはなんども説明してきているとおりです。
●見方をかえれば、これが現在の日本人の「引きこもり」の直接の原因です。
◎今回の「研究会」は、こういう問題を提起していただいてたいへん有意義でした。
◎ご参加いただいた皆さまには、厚く御礼を申し上げます。 |
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