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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!
───────────────────────────────── 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!! 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子 (第1期・131号) (令和元年6月11日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。
◎先日の当ニューズレターでは、「丸暗記とは、どういう脳の働き方のことか」を説明しました。
多くの日本人は、この「丸暗記」で社会の中の言葉を憶えています。
●ポルソナーレの「自己カウンセリング研究会」の「研究会」(6月1回目の研究会。フォーム(Form)は第5ヶ月目の原版を使用していただいています)で、「丸暗記についての説明をいただいているが、自分の言葉の憶え方は果たして丸暗記なのかどうか、そこが、はっきりしない」というご発言をいただきました。
●このご発言を聞いて、なるほど、と理解しました。
●つまり、多くの日本人は、丸暗記をしているという自覚をもつことがないままに、仕事の言葉を憶えているし、学校の教科書の言葉を勉強しているのだな、という事実をお教えいただいたことに、なるほど、という認識を得たということです。
◎「丸暗記とは、いったいどういうものなのか」をあらためて説明します。ポルソナーレのカウンセリング・ゼミでは、レクチュアーの前提として、当たり前の命題として、丸暗記の弊害を説明してきています。
曰く。
●「言葉には意味がありますね。その意味を辞書で調べませんか」。
●「日本語には漢字・漢語があります。しかし、本当の日本語とは、ヤマトコトバのことですね」。
●「漢字・漢語は大陸(中国)から来た書き言葉です」。
●「とりわけ、漢字・漢語の音読みが欧米語の名詞、抽象名詞の言葉に当たります」。
●「漢字、漢語の訓読みは、動詞文がおこなう解釈・・・デタラメの意味づけの表現です」。
●「この訓読みのコトバ、言い方が丸暗記にあたります」。
◎ここから以下の説明は、明治から昭和にかけての日本の文部省、国語審議会の共通の見解です。(鈴木孝夫によります)。
●「なぜ、丸暗記でもいっこうにかまわないのかといえば、日本人にはコトバの意味などはどうでもいい、コトバの意味などは必要は無いからだ」。
●「専門家には、音読みの意味は、法、国家、経済社会のレベルでの正当な意味であると認識されている」。
●「専門家でもない人間には、漢字・漢語の言葉の音読みの意味などは、必要はないのだ。君らは、まず、音読みの漢字・漢語の言葉を読めればいいのだ」。
●「もしも、君たちの頭が、意味を知りうる専門の仕事の精神活動の緊張に耐えられるならば、その時には、音読みの言葉の意味は、後から付いて来る」。
●「必要があれば、音読みの意味はだんだんに分かってくる」。
●「今の君には、必要などはないから、漢字・漢語の音読みの言葉の意味などは知らなくてもいい」。
◎この「音読みには、言葉の意味などは無い」は、ハンナ・アーレントの「人間の条件」(ちくま学芸文庫)を読んで憶えている人にはなんのことかをよく理解できるはずです。 |