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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!
───────────────────────────────── 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!! 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子 (第1期・134号) (令和元年6月14日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。
◎6月11日(火曜日)・第5ヶ月目の「フォーム」(Form)でご提示していただいた「Ⅰ・主題」の「視線恐怖というもの」の、「視線恐怖」という名詞の「同一性」(名詞の実在性)についての「コーチング」の個人指導をレクチュアーしています。
●きようは、先日のつづきです。
「視線恐怖」という言葉は、日本人に特有の虚偽の言い方である、ということをご説明しています。
そもそも「恐怖」という言葉が欺瞞であるのです。
視線恐怖・・・この「恐怖」とは・・・「こわい」と言い方で、自分がげんに今、目で見ている対象に「近づかない」「関わりをもたない」「そういうものは存在しないと無視する」というところに「視線恐怖というもの」の「もの」の実在性の本質がある、と説明しています。
なぜ、「関わりたくない」「憶えたり、行動したりなどしたくない」・・・(仕事の言葉、勉強の言葉、病理の言葉、社会の言葉などが、関わりたくない、の対象です)・・・のでしょうか。
「視線恐怖だから家の外には出れない」「〇〇恐怖だから、行動できない」というふうに用いられているのは、よくご存知でしょう。
「こわい」には、必ず、家から出れなくなる、仕事には行けなくなる、を内包しています。
すると、「視線恐怖」という言葉は、これを延長すれば、その到達点には「引きこもり」があります。
●「引きこもり」とはなにか、といえば、これは、「社会」の位置から見れば、「雇用」の問題であるのです。
「引きこもり」(視線恐怖も)は、仕事とか、組織の雇用主の立場からみれば、「雇用できない人」のことです。
「引きこもりの人」がいくら、これこれこういう「こわい」の理由で仕事には行けない、と言っても、雇用する側は、「社会参加ができない脱落者である」という認識しかもちません。
もともと、「社会」・・・共同体を土台にした組織とは、「共同体に参加できない人間」ははじき出す、というふうになりたっています。
このことは、吉本隆明の「共同幻想論」(角川ソフィア文庫)に書いてあります。
●「共同体の行動に参加できない人間は、デンデラ野に捨てられた」(デンデラ野とは、死んだ人間がつくる疑似共同幻想の世界のことです)。
●ハンナ・アーレントは、「人間の条件」(ちくま学芸文庫)で、こう述べます。
「社会イコール組織とは、共通の目的にたいして、おなじ行動をあわらす共同体のことだ」 |