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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!
───────────────────────────────── 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!! 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子 (第1期・160 号) (令和元年7月10日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。
◎きょうは、ポルソナーレの「自己カウンセリング研究会」の「自己カウンセリング」を、フォーム(Form)の構成の形式をつかって「名詞文を手で書くこと」には、どういう意義があるのかについて、お話します。
だいぶ前(約10年まえくらいです)にNHKのテレビ放送で、ドキュメント(現実の記録映像)で、「中村哲医師による、アフガニスタンの旱魃と洪水の繰り返しで砂漠化した広大な地に、農業用水を、10年がかりで、現地の人たちのリーダーとなって手作業で開発して、緑の大地の広がりと畑を復活させた」という番組が放映されていました。すでに世界的に知れ渡っている日本のNGOの業績としても称賛されているので、今では、誰にも知られている話です。
日本語版で観た内容が、アメリカ向けに英語版の番組としても、編集されていました。
日本語版を観てから英語版を観ると、気がつくことがあります。
まず、灌漑工事の先頭にたち、自分もまた現場で石を運んだ中村哲医師は、英語で、現地の人たちに語り、説明して、会話をしているということです。
現地の人たちもまた、英語の説明を聞き、英語で中村医師に語ります。
すると、なぜ、600人とも、1000人ともの人たちに穏やかに語りかけて計画を説明し続けて気の遠くなるような目的のイメージ(作物を作り、水を引き、生活の中に清潔な水を行き渡らせること。これが、何万人もの子どもを病死から救い出す医療と同義であること)を納得させることができたのか、がよくわかります。
それは、英語でな話す場合、日本語ならば、あれをこうする、なにをどうする、「やる」「やった」など、動詞の言葉だけが力点になるところを、中村医師が英語で話す話し方を聞くと、名詞の言葉、抽象名詞の言葉だけを話しています。
人々もまた、中村医師の名詞の言葉、抽象名詞の言葉とその意味を語ります。共有が成り立っているのです。
英語で語られるナレーションや現地の人々、中村医師の語りかけの思いや、判断の言葉などの全部を聞くことができたわけではありませんが、日本語版の話しや翻訳の画面の文、文章と比較しながら聞くと、日本語の動詞文との違いは極めて明瞭です。
そして、この記録の映像を観た人が、心からの衝撃と、震えるような感動を得られたのは、人道支援とか、与えても、見返りを求めないという日本的な精神によるのではなく、名詞と抽象名詞が指示する現実問題の本質に向かって思考が直進していく、その直接性の思考の指示にしたがって多くの人間が加わり、その結果、たくさんの小さい子どもらが笑顔で菜の花畑の中を走りまわり、花々を手に持ち、顔につけて弾ける笑顔をカメラに向けていることに世界のたくさんのひとたちが感動したのです。 |