[5262-2] 谷川うさ子 2019/08/08(木)20:20 修正時間切れ
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●かんがえてみればよく分かりますが、こういう文、文章は、そのまま書けば、「動詞文」です。多くの人は、こういう文、文章を長い間書いてきているので、「そのままお書きください」と言えば、ずらずらと書き続けます。
動詞文とは、「時制」がないので、自分は「こう、思った」という感情のままに、いつのことか、だれのことか、どこでのことか、なにについてのことか、などがまるで不明のままに言いあらわされます。
だから「名詞文にしてください」とコーチングをおこなうのですが、ここで、はいわかりました、とはならないのが「動詞文」の病理の根深さです。
動詞文ではなぜよくないのか、といえば、「自分は、こう思った」というように「思う」の内容を書くからです。
「思う」と「考えた」とは違います。
「思った」ことには、「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「なぜ」「どのように」という事実、事実関係はなにもありません。
「自分の感情」「自分の気持ち」「自分の恨み」「自分の辛い悲しみ」「自分のおもしろがり」などが「思う」の内容です。
これでもいいじゃないか、と思う人は多いでしょう。
しかし、思うだけのことをじゃんじゃんしゃべりつづけると、どうなるのかといえば、それはたなんるデタラメでしかなく、幻聴のしゃべくりです。
問題の解決どころではなく、ぎゃくに問題を悪化させて、問題を増やします。
(続きます)。 |
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