[5263-2] 谷川うさ子 2019/08/09(金)20:27 修正時間切れ
|
「異動」を記号として憶えるとはどういうことかといえば、「異動の意味はどういう意味ですか」と質問したとき、必ず、「わかりません」と答えることをいいます。
ただ読めればいい、読みさえすれば、意味なんてどうでもいい、とするのが記号化です。これは、たぶん、こういう意味であるだろうな、と見当をつけて、そのイメージが思い浮かべば、それが、自分にとっては正しい意味なのだ、と思い込むのが「記号化」です。
ここでは、「読む」という「行動」が成立するので、辞書に書いてある意味など、めんどくさい、わずらわしい、と考えるのが「記号化」の目的です。
●「異動」の例でいうと、この抽象名詞の辞書に書いてある意味を知らなければ、「自分は、制裁を受けているのではないか」「なにかの処罰ではないのか」などと、勝手な解釈で思い込んだ意味づけで、不安になる、という障害を発生させるという思考の歪みが起こります。
だから「異動というもの」と、「もの」の内容から正確にするという作業が必要になります。
(続きます)。 |
|