[5278-2] 谷川うさ子 2019/08/21(水)15:17 修正時間切れ
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●「京都アニメ制作会社への放火、焼殺事件」もまた、こういうテクノロジー時代のなかの「無思考性」「無世界性」の脳の働き方が生み出した事件です。
誰もが、この事件にたいして無力です。ただ、「悲しい」「早く次のアニメ作品をつくってほしい」とだけ嘆くだけです。
原因はなにか、動機はなにか、という問題意識をもち、理論的に解明しなければ、「つぎは、あなたの息子、娘が、容疑者になるかもしれない」と心配して考える能力すらも誰もが、無くしています。
●ポルソナーレが、容疑者の犯行の動機、原因を説明するのは、およそ、世界の知識人(精神医学、言語学者・大学の教授)の誰も、テクノロジーのワープロソフトの言葉の記号化による、言葉の丸暗記の精度に敗北して、「動機はなにか」「原因はなにか」について、無思考状態に陥っているからです。
●容疑者の犯行の動機は、言葉と、行動の分離、あるいは、乖離、という脳の働き方にあります。
男性も、女性も、言葉を初めに学ぶのは、母親です。「愛着」の関係にある母と子どもの時期に、母親が、子どもの「行動」を、「無視する」「大笑いしてからかう」「子どもが打撃を感じて頭のなかが真っ白になるくらいの感情的な言い方をする」と、脳の中の空間性の言語領域の脳細胞が死滅します。
こういうことは、すでに、大脳生理学が実証しています。
脳細胞の死滅は、「不安定な愛着」の「Aパターン」、「Bパターン」、「Cパターン」の人が該当します。
程度の問題もあるので、全員が完全に脳細胞が死滅しているというのではありません。
●脳細胞の死滅が、廃用萎縮で進行しつづけた人は、その子どもは、成人してから、自分の「行動のための言葉」を学べないのです。
社会に出ると、そこで学ぶのは、「現実の対象」についての言葉です。
「行動を現すための言葉」は、すでに家の中で誰もが学んで来ているものであると、前提しています。
「行動を現すための言葉」とは、箸の持ち方、茶碗の持ち方、人との会話の仕方、相手の話の聞き方、上下関係の態度、見知らぬ人との接し方、物の持ち方、出会いの時の言葉、別れ際の言葉、などのことです。
こういう「行動にぴったりついている言葉」がまったく不明のまま、勉強しようが、仕事の言葉を覚えようが、「言葉による不明の行動」が「社会のなかの言葉」をいちいち壊すのは理の当然です。
こういうことを、脳の働きの仕組みとして、そこに根拠があるとして、問題の所在を説明して、「自覚」と「認識」をその当事者に理解してもらうのが、ポルソナーレの「カウンセリング」です。 |
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