谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
みなさまの「社会性の知性の発達」(脳の発達)の道しるべとしてお役立てください。

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[5287] こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。 ◎きょうは、7月の中頃に起きた「京都アニメ制作会社への放火、35人焼殺事件」について、日本経済新聞に特集が掲載されていたので、これについてお話します。 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2019/08/30(金)19:44
[5287-1] こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。 ◎きょうは、7月の中頃に起きた「京都アニメ制作会社への放火、35人焼殺事件」について、日本経済新聞に特集が掲載されていたので、これについてお話します。 谷川うさ子 2019/08/30(金)19:44
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ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター

ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信
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日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!

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谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!!
発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子
(第1期・211号)
(令和元年8月30日)
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こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。


◎きょうは、7月の中頃に起きた「京都アニメ制作会社への放火、35人焼殺事件」について、日本経済新聞に特集が掲載されていたので、これについてお話します。


◎ポルソナーレの「カウンセリング」は、指示性のカウンセリングです。

ポルソナーレの「自己カウンセリング」は、「どんなことでも、原因を明らかにする。原因をはっきりさせてから後、どうすればいいのか、と解決の策を考える」という哲学の立場から、問題の解決に取り組む、という考え方です。


原因を、なにがなんでも考える、という思考の仕方を持たなければ、日本人にとっての最大の社会問題の「認知症」(痴呆症)をはじめ、癌にしろ、引きこもりにしても、どんどん増えていくばかりで、やがて、「自分もまた、原因不明のトラブルとか、障害に呑み込まれていく」という事態はさけられません。


政府とか国の次元では、原因とか理由とかを考えるには、さまざまな組織とか利益団体などが既得権を守る動きのために、なかなか正当な理解には行きつかないでしょう。


しかし、ポルソナーレの「カウンセリング・ゼミ」は、ゼミ生の皆さまだけに責任を負えばよいという誰にも気兼ねのない自由な考察をするという恵まれた立場にあります。

そこが、現在の精神医学とは立場が違うところです。

ポルソナーレは、吉本隆明の言う「理論的に可能なことは、現実にも可能なことである」という立場のとおりに、ヘーゲルやハンナ・アーレントの哲学に依拠して、ゼミ生の皆さまとご一緒に「京都アニメ制作会社への放火、焼殺事件」のような大量殺害の社会問題と事件の容疑者の動機についても、原因や動機から考察をおこなってきました。


◎8月29日の日本経済新聞には、何人かの識者が「京アニ」の事件について述べています。

●吉岡忍(ノンフィクション作家)


「承認欲求や不満が原因である」
「組織とか、会社、学校などから離れると、安定した人間関係を構築しにくい。ここで孤立する」

「取り残された孤立から不満、焦燥をおさえきれなくなって、噴出させた」

「誰もが加害者になりえる」
「現代社会の有り様を変えることがこういう事件を防ぐ対策になる」


●小宮信夫(立正大教授)

「日本が集団主義から、個人主義に移ったことが原因だ」

「以前は、周りの人の監視、抑制があった」

[5287-2] 谷川うさ子 2019/08/30(金)19:44
   「自己表現とか会話が不得手な人は、社会のなかで自己肯定感を得にくい。自分は不当な扱いを受けているという恨み、反発を抱く」

「だから、攻撃を受けていると思えば、防犯とか監視システムを今からつくることしかない」


●片田珠美(精神科医)

「一部の人間は、じぶんの考えと似ていると思い、自分の考えを奪われたと思う場合がある。思考奪取という精神症状のことで、これで、自分の行動を正当化する傾向がある」

「自分の人生は終わったと思い、マイナスに心が変化した人は、地域、家族の支えのない孤立しやすい社会環境にいる」

「つまづきを許容し、やり直しのチャンスを与える社会構造に変えていく必要がある」


◎同じ日の日本経済新聞の「大機少機」のコラム欄に、こう書いてあります。

「経済学者、経済官僚は綴り方教室にでも通ってほしいと思うことがある」


●例・
「企業や消費者の期待成長率が低下していることが、低成長率の要因のひとつだ」と経済学者は書く。

●「そんなはずはない。誰だって、期待成長率はいつも高めであるだろう」

●「言わんとしているのは、予想成長率であるだろう」


●「こういう言葉の遣い方が非常に多い。読んでいて頭がクラクラする」(他の言葉の遣い方の例の紹介は省略)


●「先人が古くからつかってきた言葉を修正する意欲もないのか」

●「専門用語を自己満足で遣っているのか」


◎「大機少機」のコラム氏の指摘の仕方の例に倣えば、ここで吉岡忍、小宮信夫、片田珠美らが言っている「社会」とか「環境」とか「地域」「家族」「孤立」「会話」とはいったい何をさすのか、が問題になるでしょう。

ここには、「京アニ」の容疑者はいません。誰のことを語っているのか、そもそも社会犯罪を犯した人の話のかどうかもはっきりしません。

動機の話も、原因の話もなく、理由の話、根拠の話もありません。

ただ、犯罪を犯すかもしれない人がぼんやりと想定されているだけです。

彼らは、犯罪を犯す以前の個人についてだけしゃべっています。

「綴り方教室にでもかよったらどうですか」と言わなければならない人たちの話を聞かされています。


◎こういう問題は、認知症(痴呆症)、癌、強迫神経症、婦人科系の病気、自己免疫疾患など、などにも当たり前に流通していると理解しましょう。

だから、ポルソナーレの「自己カウンセリング」の知的な能力が誰にも必要であるのです。


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[2024/11/25 20:49] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子