[5316-2] 谷川うさ子 2019/09/26(木)06:38 修正時間切れ
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あるいは「意味がいっぱい書かれていますよね。どれが意味なのかわからなくなるんですよね」と答える。
あるいは、「はい」とだけ答えて、しかし、調べることは実行しない、もしくは、一度だけは調べるが、調べるのはそのときの一度だけで、「調べましたか?」と問うと、「はいっ、しらべました、やりました」と答える。
●こういうやりとりを観ても、なにがおこなわれているのかよく分からないという人のために解説しましょう。
「岩波の広辞苑」という現実にある目に見える対象をイメージすることを避けています。
離れて遠くに逃避しています。
イメージすることを排斥しています。
調べるという行動を拒否しています。
辞書で調べることを毛虫か、マムシの蛇のように毛嫌いしています。
敵意を向けています。
●こういう脳の働き方がモチーフとして言い表されているのです。
◎思い当たる人のために、次のとおりにカウンセリングの観点からアドバスをします。
●格闘技の「システマ」の考え方を取り入れた次のやり方を実行しましょう。
◎ステップ・1
まっすぐに立つ。軽く両足を広げてたつ。ここで、身体を「風船」か「ゼリー状態」になったようなイメージで、ぐにゃぐにゃ、ふにゃふにゃになるように、力を抜く。
呼吸の仕方・・・「口から息をはーっと吐く」「鼻から息をすーっと吸う」を繰り返し、何度も行う。
両足を細かく動かし続けながら、「口から息をはーと吐く、鼻から息をすーっと吸う」を行う。
◎ステップ・Ⅱ
ステップ・1をおこないながら、上記の例でいえば「岩波の広辞苑」をイメージする。
このとき、「チョコレート」を1個、食べて、食べた「チョコレート」のイメージを同時に思い浮かべる。
◎このカウンセリングの技法のとおりに実行してみましょう。
●名詞の言葉を思考する苦痛、嫌がり、逃げたがり、辛さなどの身体の感覚が消えます。
そして、自分が関わるべき対象が、自分にとって「有利」である、「利益」がある、「収益を増やせる」という意味が理解されてくるでしょう。 |
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