[5330-2] 谷川うさ子 2019/10/09(水)20:56 修正時間切れ
|
この「生活保護を戦略的にもらいましょう」という西川英樹の発言の主旨は、現代の経済社会が、所得格差をますます広げていることや、貧困の悪化が差別の階層を形成している状況を背景に考えると、かつて、吉本隆明が「引きこもれ」と発言した主旨と共通している思想であるようにも思えます。
しかし、吉本隆明は「共同幻想論」「対幻想論」を書いた人です。
人間の脳の空間性の意識という「共同意識」を前提にした「引きこもれ」の発言であることを理解しなければなりません。
すると、「西川英樹」の「生活保護の勧め」は、人間の脳の言語野の「交感神経支配」の「空間意識」を欠落させたままのセーフティネットの考え方であると理解されます。
これは、言い換えると、日本語(ヤマトコトバ)の「ひらがな」「カタカナ」だけでものを考えるとどうなるのか?という判断で測定されるものであるのです。
その好例は、今の韓国の大統領の「ミニ全体主義」の政治政策によく見てとれます。
ハングル文字は、日本語の「ひらがな」「カタカナ」と同じ動詞の言葉です。
●動詞の言葉とはなんでしょうか?
現在・過去・未来の「時制」の思考がまるで無い、ということです。
不登校の人が言うように、過去にいじめられたから学校には行かない、だれそれに嫌われたから恨みに思い、忘れられない、という性格を形成する思考のことです。
あるいは、生育歴の中で母親の発言を無意識に覚えていて、あの時にこう言った、だから自分は今もなお、悔しい、いつまでも昔の恨みのことを言い続けたい、という思考のことです。
また、ウチ扱い、ソト扱いの時間性の意識が根拠になって、名詞のつくる現実社会を壊す、という暗い喜びの脳の働き方のことです。
いじめ、虐待、詐欺、などなどを、ネットでバッドメージを配信して、脳の中のトカゲの脳のドーパミン分泌の依存症に陥った人生を送る、という変異した脳の働き方も動詞文がつくりだします。
こういう発言は、ポルソナーレだけしか解明していないので、人間関係の破滅や仕事・生活の破壊は、全世界のトレンドになっています。
だれもが、スマホとかパソコンを手放さないバーチャルに依存する仮想社会を生きているので、ポルソナーレのこういう発言は、見えない、聞こえない・・・ポルソナーレの説明を分かる人は非常に少ない、少数派になっています。
●しかし、10月8日の夕刊フジに掲載されていた、「韓国は自由民主主義と全体主義の闘いの中にある」(韓国人弁護士、金基珠・キム・キスの発言)という発言を見ると、人間の脳の中の「空間意識」は、消えることはないと観察できます。
ハンナ・アーレントの哲学が教えるように、「新しく始める」という人間の多数性や複数性を作り出すこと、多数性と複数性の空間性の世界に参加する脳の中の空間意識のやり直しのための復活は、なくなることはないのです。
これは、吉本隆明が言った「理論的に可能なことは、現実にも可能なことである」という箴言のとおりに、人間世界の本質が反撃するということでもあります。
ヘーゲルは「弁証法」の説明で、矛盾は、発展的に解消していき、つぎのレベルにまで発達していく、と述べています。
この哲学に不明な人人らは、病的な矛盾の中で病気のなかにどっぷり沈んだまま淘汰されていくでしょう。
◎こういう知的な精神の魂の発言を前提にして、名詞の言葉の学習の仕方、名詞文の書き方をコーチングします。楽しみにご期待ください。 |
|