[5334-2] 谷川うさ子 2019/10/13(日)08:34 修正時間切れ
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●ここで、「いや、いや、それはなかなかに難しいことです」と、こういう説明を聞いたその瞬間に、ストレスを感じて面倒に感じる人もいるでしょう。
多くの日本人は、ここで挫折します。
●なぜかといえば、「角度」「位置」「方向」を変えて目で見るとは、これは、「普通名詞の言葉の指示する、物の性質」を考えることであるからです。
「性質」とは、固い、柔らかい、水に溶ける、などのように、他のものとは区別される、そのものがそこに在る特質のことです。
たとえば人間の性質・・・特質とは、「性格」のことです。
人間の性格とは、ものの考え方の傾向のことです。ある人は、果たして、社会(共同体)に参加しつづけるものの考え方をしているのかどうか?が「性格の診断」の仕方です。
これは、そのまま、その人が心身の病気を内包しているかどうか?の「診断基準」にもなります。
●「普通名詞」の「性質」とは、「どのように役にたつのか?」「他の物と交換したときに、どのように有用の違いがあるのか?」という内容のことです。
たとえば、テレビで、「電動の車椅子」を紹介していました。障害者用の「車椅子」ではなくて、会社の事務をしている人向けの車椅子です。座ったまま事務所のなかをスピードで移動できますよ、というものです。
●「近くから見れば、便利・楽な椅子」に見えます。
●「遠くから見れば、脚腰の機能に血流不足をつくる椅子」に見えます。
●「角度を上から見れば、事務所の中で事務の仕事をしているのではなく、いつも動き回るための椅子」に見えます。
◎このようにイメージした「性質」とは、「普通名詞の言葉の意味」を「イメージすることになる」のです。
「普通名詞の意味」とは「概念」のことです。この「概念」は、独立して「抽象名詞」にもなるのです。
◎さしあたり、「普通名詞の言葉」の学習をこんなふうに取り組んでみましょう。
◎続きます。 |
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