[5345-2] 谷川うさ子 2019/10/23(水)09:43 修正時間切れ
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●これは、動詞文で考える世界とはこういうものである、ということの事例・・・エピソードになります。
●韓国人にとっての「「山田」「花田」という「姓」は、日本人には「名詞の言葉」「抽象名詞の言葉」に当たります。
だから、韓国人の文化をあながち笑えないのです。
韓国人で、日本に来た人で約7割か8割は、日本語の「平仮名「カタカナ」までは学習できても、「漢字・漢語」の「名詞の言葉」「抽象名詞の言葉」の学習で躓き、日本で仕事をしたくても、名詞、抽象名詞の仕事の言葉をどうしても憶えられなくて韓国に泣く泣く帰っている、と言います。
ユーチューバーの「若い女性」は、「自分もビジネスの言葉の壁にぶつかり、苦しい。日本で生活していきたいが、毎日、不安です」と言っていました。
●トランプ大統領と安倍首相が「シンゾー」「ドナルド」と、互いが、ウチ扱い(友達の関係)の関係を許容し合っている呼び方であることを考えると、「姓を呼び合う」というのが「世界のスタンダード」です。
同じことは、「名詞文」「抽象名詞文」を学習するのが、世界レベルでは当たり前の知的常識(文明)であるのです。
◎「失名詞症」を名詞文に書く、というときは、まず「失名詞症というもの」と「もの」の名詞文を書かねばなりません。
理由は、「失名詞症」は「抽象名詞の言葉」ですが、名詞の言葉の本質の「目で見たイメージ」を思いうかべなければならないからです。
「イメージが思い浮かぶ」というのが、名詞文を書く、話す、聞く、という能力の基礎です。
◎フォーム(Form)では、「同一性」「共通性」「類似性」という3つの「目で見たイメージの文」を説明してください、と指示しています。
●「同一性」も「共通性」も「類似性」も全部、「目で見たもの」の形式です。
●ゲシュタルト形態という学が、人間の目・・・視覚の「知覚」は、この3つの「もの」の型(パターン)を認知すると、説明してます。
この型(パターン)の性質と本質は、ギリシャ哲学のプラトンとかアリストテレスが説明しています。
このことは、ポルソナーレの「カウンセリング・ゼミ」でなんども、レクチュアしてきています。「ニューズレター」とDVDのライブ版の録画を参照してください。
こういうことが分からなければ、「世界はいよいよ終わりだ」、ということが改めて確認できます。
◎ゲシュタルト形態の「同一性」「共通性」「類似性」は、「もの」(物)のことです。
「失名詞症」という「抽象名詞」の「もの」とはなにか?といえば、「場面」「状況」のことです。
●「同一性」の「場面」「状況」とは、「石」とか「花」という普通名詞の示す個体を目で見ているように、「固定した場面、状況」のことだ、と理解できるでしょう。
「固定している」とは「動かない場面、状況」のことです。
それは、「失名詞の症状」とは、「決まってこういうものだ」、と特定される「場面」「状況」のことです。
これが「同一性」という目で見た場面、状況です。
すると、ある人間の「目は開いていて、名詞の言葉の指示する事物(テーブルの上にある目の前のコップとかハンバーグとか)が、どう見ても見えていない」という場面、状況の説明の文になるでしょう。
●「共通性」も目で見ている場面、状況のことです。
「共通性」とはなんの共通性かといえば、「目が開いている、しかし、どう見ても見えてはいないではないか」という場面、状況です。
「歩いているのに、物にぶつかる」「話を聞いているのに、名詞の言葉にかんしてはまるで憶えていない」「下を向いていて、話す人の顔を見ない、話を聞いていないから、名詞の言葉をおぼえられない」・・・などが「共通性」の意味する場面、状況です。
●「類似性」もまた「場面」「状況」のことです。
なんの「類似性」かといえば「目は開いている、しかし、名詞の言葉の指示する事物を見ているのに、まったく見えていない」という場面、状況のことです。
「本を読めない」「手で書いてある文字、文、文章のなかの名詞、抽象名詞の言葉を、読めてはいるが、しかし、意味は知らないとか、デタラメの解釈で幻聴まがいの言葉を言い表す」などの場面、状況が「類似性」です。
◎続きます。 |
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