[5346-2] 谷川うさ子 2019/10/24(木)20:43 修正時間切れ
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●それは、「失名詞症」を「もの」・・・「物」として分かるということです。
これは、「抽象名詞の言葉」の学習の仕方として説明しました。
●「抽象」とは、「性質」ということです。
「性質」とは、「そのものの成り立ち方」「そのものが在るという事情」のことです。
◎「失名詞症」の「成り立ち方」とは「目は開いている、目は、目の前の事物を現に、今、見ているのに、しかし、まるで見ていない」ということでした。
●これが目で見る、という働きを学的に説明する「ゲシュタルト形態」のは法則の1つの「同一性」です。
「同一性」とは、目は開いている、しかし、見ていない、ということの基礎になる「場面」「状況」のことです。
「基礎」とは、脳細胞の死滅により、目の機能が失われている、という場面、状況のことです。
これが「同一性」ということの意義であると分かりましょう。
●「ゲシュタルト形態原理」の「共通性」とは、「もの」(物)を見る、という場面で、脳梗塞とか交通事故とか、脳卒中とかの原因はないのに、しかし、「目は開いている、でも目の前の事物を見ていない」という「場面」「状況」での「見ていない」の心的現象のことです。
「痴呆症に起きる調理の際の、調味料と洗剤とをまちがえている」「玄関の鍵を掛けたかどうか?が分からなくなっている」「韓国人のユーチューバーの話にあった・・・韓国人は、トイレットペーパーを持ち歩き、トイレではもちろん、食事のテーブルの上もトイレットペーパーで拭く」 ・・・などがあげられます。
●ゲシュタルト形態の「類似性」とは、「目で見る」のは、かならずしも「物」ばかりではない、と考えましょう。
本を読む、手紙を読む、新聞を読む、・・・しかし、漢字・漢語の言葉や文章を読めない、会社での書類を読む気がしない、あるいは、漢字・漢語を読んでも、書いても、その言葉とか文の意味は分からないままに放置している、・・・などといった心的な現象があげられるでしょう。
◎続きます。 |
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