[5347-2] 谷川うさ子 2019/10/25(金)17:02 修正時間切れ
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日本人は、よほどの自覚がなければ、自分の力で、脳の働き方を「名詞文の言語野」に変えるのは、とても難しいのです。
名詞文の言語野に変えようとすれば、まず、交感神経が優位に働くので、ノルアドレナリンとか、セロトニン、アセチルコリン、プロスタグランジンなどのホルモンが出て、身体のどこかに痛みとか呼吸の息苦しさなどが起きて、辛くなり、「なんのためにこういうことをやっているのか?」という孤独感でメランコリックに陥ります。
こういうことが起きるということがよく分かっているので、ポルソナーレは、約20年間もかけて、カウンせリグ・ゼミで、皆さまとご一緒に脳の働き方を名詞文の言語野に変えてきました。
●その脳の働き方を名詞文に変える、という形式の型(フォーム)が、お手元にお届けしている「Form」です。
●脳の働き方に変えるための第一歩が、例にあげている「失名詞症というもの」(物)です。
「もの」は、目に見えるイメージを思い浮かべるための初めの「第一歩」の手続きです。
「目に見える」とは、目に見えるための思考の言葉がある、と説明しました。
●それが、脳の頭頂葉の働きの「距離」「角度」「方向」の3つの説明の言葉です。
●この3つの思考の言葉は、名詞でも、抽象名詞の言葉でも、「性質」を説明します。
「性質」とは、「成り立ち」「事情」のことです。
●「失名詞症」という抽象名詞の言葉の場合は、「場面」「状況」を特定して、この中にある「失名詞」の「成り立ち」、「事情」を説明してください、と教えました。
「目で見る」という脳の働き方の「型」(pattern・パターン)が「ゲシュタルト形態」です。
ゲシュタルト形態の「型」は3つあります。
1・「同一性」 2「共通性」 3・「類似性」
の、3つです。
「失名詞症というもの」の命題を、この「ゲシュタルト形態」の型(pattern)の形式の「同一性」「共通性」「類似性」のそれぞれで名詞文を書けば、どうなるのか?、については、きのうのこのニューズレターで解説しました。
どなたも参照して、それぞれの「主題」の「もの」の文を書いてみましょう。
●ところで、このゲシュタルト形態は、目で見る、ということを一般化した思考の型(パターン)です。
ということは、誰の「見ること」にもあてあまる型であるということです。
パターン(型)とは、「制服」「型紙」「図面」などにも適用されているのが、その証拠です。
●言い換えると、「失名詞症というもの」の「もの」を主題にしている当の本人の「現実のなかの経験」の「失名詞症というもの」を説明しなければなりません。
リアルの「失名詞症というもの」を説明しなければ、この「失名詞症という問題」は解決されない、ということです。
●この、リアルの「失名詞症というもの」を説明する形式が「ジョン・ロック」の「第一の性質」です。
この「第一の性質」で、あなた個人の経験した「失名詞症というもの」が説明されなければならいのです。
●「第一の性質」は5つで構成されています。
1・「形状」(もの)・・・・形のこと。「有り様」ともいう。
2・「延長」(もの)・・・「同じ」「続き」ということ。
3・「運動」(もの)・・・「機能」「性質」あるいは「概念」のこと。
4・「静止」(こと)・・・「働き方を変えないこと」「動きを止めて見た場合のこと」。
5・「凝固」(こと)・・・「固い」を転じて「問題の発生の局面のこと」。
の、5つです。 |
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