[5355-2] 谷川うさ子 2019/11/01(金)21:18 修正時間切れ
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分からなければ、扱い方を失敗して、故障させることになります。
●名詞の言葉とは、普通名詞にしろ、抽象名詞にしろ、現実に実在するものです。
●これは、普通名詞でも、抽象名詞の言葉であるにしても、「実在イコール目に見えるもの、手に触れるもの」であるので、「名詞の言葉、抽象名詞の言葉=イメージが思い浮かぶ」ということです。
●すると、名詞文を書く、とは、つぎのような思考の仕方をたどることになります。
1・名詞の言葉、抽象名詞の言葉(対象となる事実、事実関係)が解決されるべき問題になる。
2.普通名詞の言葉は、その意味(=抽象名詞)をあきらかにしなければならない。
3・抽象名詞の言葉は、その「抽象」ということをあきらかにしなければならない。
4・抽象名詞の言葉の指示する対象は、目いは見えないので、そこで、目に見える「実在」(事実)を説明して、その「意味」(内容)をあきらかにしなければならない。
◎「客室」という主題は、ここから「客室というもの」「客室ということ」の2つの文で書きあらわされるのです。
「もの」は、「目に見える」という「実在」を説明する名詞文です。
「こと」は、「意味」(内容)を説明する名詞文です。
●「客室というもの」は、「もの」の文で、まず、「意味」(内容)を説明しなければなりません。
「客室」は、抽象名詞の言葉です。
この「客室」という言葉は、普通名詞ではないのか?と誤解されるのは、「室」=「部屋」のことだから、それらしく形が完成されている、と思うところからきています。
しかし、部屋の形がどうであれ、「これが客室である」と決めれば(思考すれば)、そこがどういう部屋であっても「客室」になります(これが抽象です)。
こういう誤解を解消するためにも、「客室というもの」の「もの」を「その意味」から解明しなければならないのです。
●「その意味」とは、「もの」を「抽象」すればよく分かります。
「抽象」の仕方を説明するのが「ゲシュタルト形態」(目でみた型・パターン)です。
◎型(pattern)は、3つです。
●型の1・・・「同一性」。
「抽象」の内容である「成り立ちのしくみ」「事情」を説明する。
説明は、「頭頂葉」の「距離・角度・方向」の言葉(目で見る視覚の認知)で言いあらわす。
「外から訪れた人間を、一定期間、滞在させるための定まった空間」。
●型の2・・・「共通性」。
「同一性」の意味を延長させた客室」の「意味」。
「外から訪れた人を、臨時に一定の短い期間、滞在させるための限定した空間」。
注・家の中のある空間を、臨時に訪問者のために滞在させる空間。
●型の3・・・「類似性」。
「同一性」の意味を、「意味」だけをとりだした「空間」。
「外から来た人間のための接遇の空間」。
「タクシーの座席」「飛行機を利用する座席の空間」「会社の応接室」など。
◎次の「ジョン・ロック」の「第一の性質」に続きます。 |
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