[5358-3] 谷川うさ子 2019/11/04(月)07:12 修正時間切れ
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「目で見る」という視覚の働きによる関わりのことです。関わり、とは、「目で見た」という対象の目的の内容を分かって関わるということです。
「失名詞症」でいえば、「目を開けているのに、見えていないので、行動が止まり、異常な問題行動をあらわしている」というのが「運動」の「意味」です。
「対象者Aは、第二の性質の、欲の物は見える。アイスクリーム、豚肉の食品、パン、少しの味噌汁、怒り、罵り、他者へのイバリ、などだ。しかし、第一の性質の名詞、抽象名詞の物、事・・・感謝、お礼、労り、日常のルールなどは見えないし、話しても聞こえていない」、が「運動」の名詞文です。
「第一の性質」の型(pattern)の「静止」。
「静止」といっても、「赤信号では止まれ」の「静止」のことではありません。
「目で見る」という「視覚」の働きを止めて、観察して見る、ということです。
「同一性」の「成り立ちのしくみ」を観察してみてください、という「静止」です。
「失名詞症」でいえば、「目は開けているのに、しかし、見えていない」という事実がルールのように、定まっている、と見た、あなたの観察による認識が「静止」です。
「対象者Aは、本人からみて、右側の物は見えている、しかし、左側にある物は見えていない」というのが、「運動」から導き出される「ルール」「秩序」です。「事のことです。
これが「静止」の名詞文の例です。
「第一の性質」の型(pattern)の「凝固」。
●演習のための解説。
「凝固」といっても、トーフをつくるニガリで豆乳を固める、といったような「固くする」という意味ではありません。
「目で見る」という視覚の働きを一点に集中させて持続的に見つめ続けてください、という意味の「凝固」です。目で見る対象に焦点をあてましょう、という学習の仕方を教えています。
ここでは、「右脳の虚像の空間性の言語領域でのイメージの喚起は不能」という法則性が観察されるでしょう。
「失名詞症」を例にとると、「対象者は、左脳の視覚は働いているが、右脳の虚像には見た物をイメージできない、しかし、左脳の視覚野は正常だが、右脳に現実の物をイメージできないので、言葉は、異常な攻撃性満ち満ちていて、イバリ、見下す、という異常な言葉、行動をあらわす」というのが、「凝固」の名詞文になるのです。
この名詞文は、「こと」(事)の名詞文であることを学習できれば、世界レベルでの最強の知性が手にはいったことになるのです。
◎続きます。 |
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