[5360-2] 谷川うさ子 2019/11/05(火)09:48 修正時間切れ
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むつかしく言うと「成り立ち方」は、心的な現象といいます。
しかし、難しく考えるのではなくて、正しく見る、ということを演習する、と考えましょう。
あなたが、「対象者A」には、見えていないようだな?と気付き、これは問題だな、と自分の目で見た事実をとらえて、これを「同一性」という原理の型(pattern)で認識する、というのが、演習です。
こう考えると、なんだ、簡単じゃないか、と思えるでしょう。
簡単なのです。
●簡単ではない、と思える人は、例でいうと、「失名詞症のの人を自分の目で見ていない」のです。
毎日、毎日、その人を自分の目で見ているのに、「こんな人、どうでもいいよ」とか「この人、嫌い」と無視して記憶から消し去っているか、のどちらかでしょう。
もしくは、見えていない人を自分はたしかに見ているのに、その見えていない人をみて、なんの興味も、関心ももてない、死のうと生きようと、そんなことはどうでもいいんじゃない?と考えていれば、「対象者A」の人が「見えていない」ことについては、なんの問題意識にものぼりません。
●フォーム(Form)の「主題」に「失名詞症」を命題として立てていただいた方は、日々、よく観察しておられるので、「研究会」の演習テーマとして共有できています。
この日頃の観察に敬意を表して、ここでニューズレターでも演習のモデルとして、ご一緒に考えさせていただいています。
◎続きます。
次は、「第一の性質か」の解説から、フォームでの「5W1H」の書き方、「帰納」、「演繹」の名詞文の書き方、まで、お話する予定です。 |
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