[5362-2] 谷川うさ子 2019/11/07(木)16:53 修正時間切れ
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この「静止」と「凝固」も、「同一性」の「失名詞症についての知識」のとおりに「失名詞症の人・A」の「失名詞症の病的な症状」を見る、という演習です。
●「静止」は、立ち止まってじーっと見る、ということです。こういう観察的な見方を練習しなければなりません。
すると、失名詞症の人の観察から「右にある物は見えない、左の物は見えている」という「法則」を認識できるでしょう。
「法則」は、「こと」(事)です。
この「こと」(事)を「5W1H」で、失名詞症の事実を名詞文に書くのです。
●同じように、「凝固」でも「失名詞症の人・A」の「病理症状」を「同一性・・・見ているのに、しかし、見えていない」の知識のとおりに観察します。
「凝固」は、「失名詞症の人・Aの病理症状」を拡大して、奥行きまでを観察する・・・右脳の視覚野の細胞が障害している、左脳の視覚野は正常であるが、右脳の虚像の交感神経の支配の言語野には見えていない=イメージが思い浮かばない、だから、暴言、異常な行動をあらわす・・・などの「法則」を観察できます。
この「法則」も「こと」(事)です。
この「法則」も「5W1H」で書くのです。
◎例の「失名詞症ということ」をモデルにしてみると、「5W1H」の名詞文は、つぎのようになるでしょう。
●「5W1H」の名詞文の例。
「対象者・Aは、脳梗塞の後遺症で、日常の日々、自宅での入浴に異常に抵抗して、ベッドでの生活をつづけている。右脳の視覚野に支障がある、左脳の視覚野は、虚像の動詞の言葉の野と結びつき、ウチ扱いの異常言動をあらわしているためである」。
●「帰納」の名詞文の演習の仕方をお話します。
「帰納」とは、「ある具体的な事実から、一定の法則を考え出す」というものの考え方のことです。
フォーム(Form)に名詞文を書くときの「具体」とは、例をあげると、失名詞症の人・Aという人物の「目は開けていのに、しかし、まるで見えていない」という症状の異常な行動、異常な発言です。
●すると、失名詞症を「帰納」の例にあげると、つぎのようになるでしょう。
「失名詞症とおもわれる対象者・Aは、脳梗塞の以降、自宅の風呂に入ることを拒否し、介助をしても、介助者の話す名詞の言葉を受け入れない。右脳の視覚野と、左脳の視覚野・聴覚野の脳細胞の障害と、働き方の異常のためである」。
このように、フォーム(Form)の「帰納」の欄に書き入れる、という演習をおこないましょう。
●「演繹」の名詞文の書き方、演習の仕方をお話します。
「演繹」とは「ある一定の法則とか決まり」を前提において、「具体的な事実」のなかの、その「法則」を説明する名詞文です。
●「失名詞症」を例にあげると、つぎのようになります。
「同一性」の意味の「成り立ち」「事情」が「一定の法則」になります。
「対象者・Aは、目の前にある左側の物が見えていない。右脳の視覚野の働きが止まっているためである。視覚と聴覚とは同じなので、どんな現実の名詞の言葉を話しても、聞こえていない」。
このモデルのように、フォーム(Form)の「演繹」の欄に書き入れるという演習をおこないましょう。
◎続きます。 |
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