谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


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[5412-2] 谷川うさ子 2019/12/20(金)06:37 修正時間切れ
しかし、「もの」という名詞の言葉は、文例を見てもよく分かるとおりに、「特定の事物とか人」を言い表しても「それが、何であるのか?」は不明確です。

不明確ということは、もともと動詞文の言語領域での「もの」という名詞の言葉であるために、「遠くから見るからハッキリしない」、という「外扱い」での名詞の表象であるという仕組みに理由があります。

そこで、この不明確な名詞の言葉の「もの」をはっきりした名詞の言葉に変えるために脳の働き方を、「名詞文の言語野」に変えるのです。

それが「もの」の言葉を、「ゲシュタルト形態」の「視覚の、知覚の認知」に変える、という方法です。

「ゲシュタルト形態」とは、目で見た対象を、「知覚」の「認知の型(パターン)として説明する大脳生理学です。

目で見た「知覚の認知」の基本の型は「同一性です。

ゲシュタルト形態の「同一性」とは何か?といえば、「見たものは、現に、たしかにそこにある」という証明の言葉です。

哲学の言葉でいえば、「同一性」は、「実在性」を言い表す言葉です。

このように説明するのを読むとと、だんだんに目がぼーっとしてきて眠くなってくる人も多いと思われますが、ここで理解のために葛藤出来る人は日本人のなかでも、知的レベルの上位者20%のグループに入っているひとです。

「同一性」とは、「見えるものの特定化」「見えるという事実」「見えるものの性質、特徴」「他と区別したときの違いの中身」ということです。

こういう説明を定義といいます。「同一性」の定義です。

文例をあげます。「魚の販売」が主題であるとしましょう。

「同一性」の名詞文は、「魚介類を仕入れて顧客に販売する小売り業」、というふうになります。

名詞文とは、魚介類の仕入れと販売に関して、日々、利益を得るための商品知識、経理と簿記、販売計画、販売記録と販売の進行表、などを説明する文のことです。

◎このように、自分の問題を解決したり、良い活動を作るための名詞文は、「もの」の名詞文ではなくて、「こと」の名詞文を書く、とコーチングしています。

「こと」について説明します。

●「こと」の名詞文の例。

「ある朝のことです。」

「お話したいことがあります。」

「私のことをどう思っていますか?」

「ことと、次第によっては力になります。」

「きのう、言ったことをもう一度くりかします。」

「では、そういうことにいたしましょう。」

●これらの「こと」の名詞文の文例を見て分かることは、「こと」の名詞の言葉は、「目に見える行動の事実」が内容です。「事実」とは、行動の場面、行動の状況をイメージするときの事実のことです。「行動したときの内容」「行動の経過とその中身・・・秩序(ルール・決まり事)」が「こと」という名詞・・・抽象名詞の言葉の定義です。

この「こと」は、ジョン・ロックの「第一の性質」「静止」と「凝固」で定義されます。

この「こと」の名詞の言葉で5W1H、帰納、演繹の名詞文を説明します。

●続きます。



[2024/11/25 12:29] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子