[5414-2] 谷川うさ子 2019/12/21(土)20:00 修正時間切れ
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◎「こと」の意味は、・・・場面、あるいは状況の中の事実の内容、行動の経過という秩序・・・ということです。
動詞文でものを考える人が名詞文なんて書けないと思うのは、「場面」「状況」ということのイメージが思い浮かばないからです。
●場面、状況のイメージの思い浮かべ方。
「家の中でトイレの場面をイメージいてください」 「家の中で玄関の場面をイメージしましょう」 「家の中で、食事の場面をイメージできますか?」
「あなたの家の風呂場の、バリアフリーの状況はどうなっていますか?」
「あなたは風呂で転んだということですが、転んだときの状況はどんなふうでしたか?」
「あなたは、ある日を堺にして、職場で挨拶をしなくなったということですが、そのきっかけの状況とはどういうことでしたか?」
「あなたが、この人は失名詞症である、と観察した状況をお話してください」
「あなたが、対人恐怖に特有の症状を感じたときの、対人関係の状況を憶えていますか?」
「あなたは、子宮筋腫がすすむと、そこで身体が置かれる状況とは、どんなことが想定されますか?」
「あなたは、魚の販売にたずさわっていますが、ここ6ヶ月間の売上げの状況はどんなですか?」
「洗米機を使う時の状況をご説明なさってください」
●「こと」という名詞の言葉の意味の「場面」「状況」の意味はこの文例のように、記憶してください。
●「こと」の名詞の言葉の意味が分れば、正しく「5W1H」の名詞文が書けます。
「こと」の名詞としての意味が分からないというときのに、「動詞文」で「5W1H」の文を書きがちです。
●「こと」の名詞文で書く「5W1H」の名詞文のモデルは、次のとおりです。
「職場で、朝夕、挨拶をするが、返事も挨拶もしない人がいるという事実がある」。
「対象者は、脳梗塞で退院してからは、視力は正常だが、しかし、目の前の左側の事物は見えていない」。
「家の外の人間関係で、会話がとぎれるか、会話が無い 時、関係意識のなかで相手について過度な想像をするという対人恐怖が起きた。」
「魚の販売を行ってきたが、日々の仕事で大事なのは、原価計算、販売ロスの低減、販路の拡大であることがわかった」。
「明らかに、洗米器の機能についての知識不足の操作ミスが原因で、仕事のなかでトラブルが起きた」。
◎次は「帰納」「演繹」の名詞の書き方のコーチングです。 |
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