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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!! 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子 (第1期・430号) (令和2年4月7日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。ポルソナーレの田原です。
きょうは、政府の「コロナ新型ウィルス」の拡大感染に伴い「緊急事態宣言」の発令(自粛の要請から2ヵ月)を受けて、自宅で過ごすとどうなるのか?という問題について、です。
「子どもが暇を持て余している」。 「仕事に行けず、この先どうなるのかが心配で不安にかられる」。
こういう相談をしばしば聞きます。
●かつて吉本隆明は「引き込もれ」と言いました。
社会不適応になれ、という意味ではありません。だから、ニートとか不登校などの「引きこもり」とは本質が違います。
「一日は24時間しかない。普通に仕事をして、普通に生活をすることが人間の生き方ではある。それが24時間ということだ。しかし、社会の核心の共同性に参加するという自立を志向するならば、25時間目をつくるしかない」。
これが「引き込もれ」の意味です。
●25時間目とは、この1時間は、自宅でものを考える、ということです。
名詞文を書く、ということです。
かつて、「試行」誌に論文とか、あるいは作品を投稿していた人たちは、本業のかたわらに「自分にとって切実な課題である」と思える問題の本質をめざして文章を書き続けて、実体や根拠を説明していました。
●いわば「自己カウンセリング」をしていたのです。
ここでは、孤独かもしれませんでしたが、「孤立」はしていませんでした。
なかには名詞の言葉という共同性の習得に失敗して自殺した人もいました。「村上一郎」もその一人です。
三島由起夫は、疑似共同体をビジョンにイメージしたので自死しました。
●ここまで辛い「25時間目」の思索を自宅で行いましょう、とは言えませんが、しかし、社会からの孤立を防ぐためには、学校の勉強とか「仕事の中の言葉」くらいは自宅で日々、訓練して正しい意味を分かることくらいはおこなわなければ、コロナ新型ウィルスに感染して、「自分の心的な世界は、ここで終わる」でしょう。 |