[5603-2] 谷川うさ子 2020/06/17(水)20:50 修正時間切れ
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受け手と配信者とが、「名詞文を配信するという認知を了解する」とか「現実の事実を距離・角度・方向の3点で保証すれば、実在性の表現になりうる」という脳の働き方から見た理論が成立します。
これは、ヘーゲルの精神現象学の理論です。
こういう理論は、グーグルとかフェイスブックとかアマゾンの経営戦略者は持っています。
ユーチューバーの各位も、こういう哲学を学習しなければ、誹謗中傷者の病理に汚染されて、酒を呑みながらいい気分でおしゃべりを配信し続けて「依存症」のなかで「早発性の痴呆症」の道を歩くしかありません。
●もう1点は、「小池百合子都知事の学歴詐称の問題」です。 これについてはユーチューバーの「TTM・つよし」がユーチューブで、「じつは、わたし、小池百合子の息子です。母が、起こした学歴詐称とか、カイロ大学卒業とか、主席で卒業したとかのことで、騙してきていることに、息子として、母に代わってお詫びします」と画像ではふかぶかと頭を下げてお詫びしていました。
そして、このカイロ大学の学歴問題の1つ1つをとりあげて、どこがどうおかしいのか、どこをどう騙しているのか、を解説していました。
「母は、頭がいいんです。なにを言ったのかはどうでもよくて、その時時の気分で、こっちのほうが都合がいいと思うものを気分で選んで、しらーっとできるから、今、絶大な人気で、だから、次の都知事も鉄板なのですよ、母は悪気はなんです、みなさん」と動画でしゃべっていました。
「都知事になった際、公約したことは1つも実現していません。おそらく、次の公約も1つも実現しないでしょう。そこのところを、みなさんが考えられるかどうか、が肝心なのではないでしょうか」。
もちろん、この「わたし、小池百合子の息子です。母に代わってお詫びします」というのは、イギリス風のジョークです。
このユーチューバーは、にこにこしながらこういうふうに、デンジャラスにリアリティを浮上させることを行うのが凄みになっています。
ここではほんとうに息子かどうかは、どうでもいいというように、ブレヒトばりに韜晦されています。
問題は、都民もマスコミも、いったいなぜ、小池百合子都知事にかんしては、学歴詐称という法的な違反を放置しているのか、にあります。
●ハンナ・アーレントの「エルサレムのアイヒマン」(みすず書房)を援用すれば、「悪の凡庸性」を、日本人の脳の働き方は内包しているということにつきます。
動詞文のつくる「ウチ扱い」による「自分が手に入れたものは、ことごとく破滅させる」という日本語(ヤマトコトバ)が、内包の実態です。
これは、日本の最古の「神話」(弥生時代)の「瓜子姫」から脈々と続いてきている日本人の「動詞文=母系制」の反映です。
「名詞文が書けない」ということと、軌を一にしていま す。
ポルソナーレ以外、世界の誰も問題にすることすらもできない、という哲学だけが検証しうる問題です。
日本人が誰でも、名詞文を書けるために、ポルソナーレは、約20年間を費やしてきました。
ユーチューバーの「島倉大輔」は、今の日本経済はいかに危険な状態にあるか、ということを繰り返し解説しています。
名詞文の域で観察すれば、「どこどこの店は売上が60パーセント減」などの経済状況に、未来があるはずもありません。
今年、来年、さらに次の年も、というように、日本経済は劣化と二極化が進行しているのは誰の目にも一目瞭然です。
個人は、といえば、老化、早発性の痴呆症が進行しており、スマホ、パソコンの画面以外は目に見えなくなっていて、「動詞文」は、貧困と病気のほかはなにも思考できなくなっています。
◎では、「名詞文は、こういう時代と社会をどう生き残れる能力と知性を身につけるのか?」を、次のコーチングでお話します。 |
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