[5669-2] 谷川うさ子 2020/08/20(木)20:40 修正時間切れ
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よほどの精神障害の人(うつ病、分裂病、強迫性神経症)でないかぎり、誰にも「名詞」「抽象名詞」の言葉は「認識されているはずだ」と、前提にするのはごく常識である、と誰でも考えます。
◎それでも「ポルソナーレ」が約20年間、「カウンセリング・ゼミ」を展開してきたのは「日本語」(ヤマトコトバ)に異常性がある、と考えたからです。
国語学者らも「日本語はおかしい」といくつもの問題点を指摘しています。
◎「どこがどうおかしいのか?」を説明するのは「メタ言語」です。
「メタ言語」とは哲学の説明の中にあります。
哲学者は人間の脳の働き方から「メタ言語」を確定してきています。
そこでポルソナーレは「10年間の歳月」を費やして「人間の脳はどう言葉を生成するのか?」という「メタ言語」を研究・開発してきました。
現在は、脳の中の隅から隅まで隈なく「人間的意識」の生成の仕組みを解明できています。 これも「ポルソナーレ」の「カウンセリング・ゼミ」をご支持頂いた多くのゼミ生の皆様のおかげです。
改めてこの機会をお借りして、心からの御礼を申し上げます。
◎「名詞文」を書く、ということに関して「ある簡単なテスト」をしたのが去る3月です。
ここで「名詞の言葉」の理解の仕方に「メトニミー現象」が起きていることに気がつきました。
「メトニミー」(metonymiy・換喩)という疑似思考です。
メトニミーは、普通は「目玉焼き」「お足」「お細」「お膳」「たこ焼き」「赤ずきんちゃん」「キツネうどん」などが知られています。
◎しかし「日本語」の「動詞文」は、「遠い」「近い」「内扱い」「外扱い」などの「メトニミー」(疑似思考)も作り出しています。
好例は「誰もがマスクを着けているから自分もマスクを着けて出歩く」(ある大学の調査の結果)、です。
コロナ新型ウィルスに感染しないように、という予防が目的ではありません。
これが「メトニミー」(疑似思考)の典型です。
自転車に乗っても、バイクに乗って走っていても「マスク」を絶対に外さない、という「行動」がメトニミー(疑似思考)です。
「自分の行為・行動」に「意味がある」(価値がある)と疑似思考するのがメトニミーです。
だから「マスクを着けて顔が40度になり、口から泡を吹き出して、熱中症で死亡」(8月17日までに250人)しても気になりません。
これは「日本語の動詞文」が作り出しています。
◎自分の行動、行為は「動詞の言葉」です。
どういう名詞の言葉を「目で見て」も、(読んでも、聞いても)、すべて「動詞の言葉」に脳の中で「変える」(転成させる)のが「メトニミー」の本質です。
●「丸暗記」 ●「丸写し」 ●「丸聞き書き」 ●「聞き書き」
これらが「メトニミー」(換喩・metonymy)です。
この中で「丸暗記」は、まだ「仕事への参加ができる」「恋愛も成立する」「結婚の生活も可能。しかし、子育ては破綻する」というものです。
◎いちばん、危ういのが「丸聞き書き」です。
「名詞の言葉など、そういうものは存在しない」という否定をおこなっているからです。
「自分の人生もまた、存在しない」といつも疑似思考しています。
自分の「心身の病気」を、「価値がある」と肯定しています。 |
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